5.3型の小型スマホ「Mode 1 Pocket」を試す 唯一無二のサイズ感、サブ機での運用が最適か(2/2 ページ)

» 2026年02月23日 11時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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性能と使い勝手を検証 サブ機としての運用が現実的か

 SoCは、ミッドレンジの「MediaTek Helio G99」を搭載。2022年に発表されたSoCであり、広く採用されている実績はあるものの、現在の基準で言えば性能は控えめだ。実際の操作感としても、アプリの起動や動作にもたつきを感じる場面があり、ヘビーな用途には向かないだろう。また、おサイフケータイ(FeliCa)にも非対応となっている。

 Geekbench 6の結果は、シングルコア「724」、マルチコア「1984」。3DMark Wild Lifeは「1240」というスコアだった。参考までに、MediaTekのDimensity 8350 Extremeを備える「arrows Alpha」のベンチマークスコアは、Geekbench 6はシングルコア「1387」、マルチコア「4440」で、3DMark Wild Lifeは上限に達してスコアが出なかった。準ハイエンドスマホと比べると約50%程度の性能といえる。

Mode 1 Pocket Geekbench 6(左)と3DMark Wild Life(右)のスコア

 こうしたスペックを踏まえると、スマートフォン初心者向けの端末というよりは、ある程度スマートフォンの特性を理解しているユーザーが、通話やSNS専用のサブ機として割り切って使う端末といえる。

バッテリー持ちと充電仕様をチェック

 バッテリー容量は2900mAhと、本体サイズに合わせて小さめだ。公式スペックに駆動時間の記載はないが、YouTubeの連続再生を試したところ、1時間で約20%のバッテリー消費となった。単純計算で連続再生時間は約5時間程度となるため、1日中フルに活用するのは難しいかもしれない。なお、PCMarkのバッテリーテストでは、9時間1分という結果になった。

 充電に関しては、USB Type-Cポート経由で5V/2Aまたは9V/2Aの入力に対応。急速充電には対応しておらず、充電速度の速い最新機種と比較すると、満充電までの時間が長く感じる。なお、Qi互換のワイヤレス充電(最大7.5W)には対応している。

まとめ:唯一無二のサイズ感に価値を見いだせるか

 コンパクトで持ち運びやすいMode 1 Pocketだが、前述の通り、これ1台で全てをこなす万能機ではない。処理性能は高くなく、バッテリー容量も心もとない。FeliCa非対応でおサイフケータイも使えない上、5G通信にも非対応だ。

 通信周りでは、Nano SIM×1、eSIM×1のデュアルSIM(DSDV)に対応しているものの、ドコモおよびauの回線を用いたeSIMには非対応。また、au回線での2回線同時利用ができないという点には注意が必要だ。

 それでも、このコンパクトさは他にはない大きな魅力だ。近年の大型化した端末に疲れを感じている人、カバンからの出し入れを煩わしく感じている人、そしてとにかく小さい端末を愛する人にとっては、検討に値する有力な選択肢となるだろう。

Mode 1 Pocket 付属品一式。TPUケースとガラスフィルムも付属していた

(製品協力:P-UP World

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