約25万円「Leitzphone」が即完売のヒット Xiaomiが明かす“良心的な価格設定”の背景と「17 Ultra」の売り方(4/4 ページ)

» 2026年04月02日 18時35分 公開
[石野純也,ITmedia]
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秋葉原に修理拠点も開設 保証サービスも充実させる

―― 今、ショップを次々とオープンしていますが、これによって日本でもIoTやその他家電の比率は上がっているのでしょうか。

呂氏 そうですね。一番コアなストラテジーは「Human×Car×Home」で、日本においてはHumanとHomeを築いていく戦略です。例を挙げると、秋葉原にオープンしたサービスセンターの地下1階にショールームを作り、実際の家の中にあるような形でXiaomi製品を置いています。より多くの方が、イメージしやすいような作りにしました。

 スマホやタブレットをいろいろな家電につなぎ、1台で操作できるエコシステムを皆さまにももっとイメージしていただきたい。小さい家電もありますが、今後は大型家電の導入も検討しています。また、夏ごろには季節家電も入れようと考えています。

―― 大型というと、まだ日本にはない冷蔵庫やエアコンなどのことでしょうか。

呂氏 おっしゃっていただいたようなものを考えています。導入にはまだ時間がかかりますが、それ以外でもスマートロックのようなものがあります。

―― ショップとは別に秋葉原の拠点をオープンしたのは、ショールームのためだったのでしょうか。

呂氏 秋葉原のサービスセンターは、サービスと販売が一体になっています。Xiaomi Storeのように購入もできますが、注力しているのは修理やサービス部分になります。通常のStoreとは、そういった区分になります。

安達氏 主語は修理です。販売もしていますが、SKUは絞っています。利便性も考え、製品の体験と販売もしていますが、主語はあくまでもお客さまへのサポートという建てつけになっています。

Xiaomi 17 Ultra Leitzphone 修理拠点として「Xiaomi Service Center 秋葉原店」を2月28日に開設した

―― プレミアムな製品が増えてくると、そういったサポート拠点も重要になってくると思いました。

安達氏 Xiaomi 17 UltraとLeitzphoneは、業界だと1年のところを2年保証にしています。また、1回の画面破損も無料で保証しています(6カ月間)。さらに、有料ですが、昨年から「Xiaomi Care」という安価に延長保証や交換対応をさせていただくサービスも導入していますが、この付帯率も結構な高さです。高い製品でも安心してお買い求めいただけるのではないでしょうか。もちろん、製品自体の堅牢(けんろう)性も高めています。最新の優れたガラスを使っていますし、保証は品質への自信の表れと捉えていただければと思います。

 アウトオブボックス(箱から出した)の後、すぐに使えるよう簡易的な保護フィルムも貼ってありますし、暫定的にお使いいただけるようケースも付属しています。その意味では、買った直後から安心してお使いいただける環境はあると思っています。

取材を終えて:スマートフォンを軸にIoT製品や大型家電も伸ばせるか

 台数限定のため、数万台という規模感ではないものの、約25万円のLeitzphoneが早期完売になったのは、異例のスタートダッシュだったといえる。しかも割引などがない状態でだ。撮影体験のよさや、製品自体の完成度の高さが評価されたのはもちろん、ライカの持つブランド力の強さも、この売れ行きに貢献していることがうかがえる。この勢いを、通常版となるXiaomi 17 Ultraにつなげていけるかが、今後の鍵になりそうだ。

 こうした製品を体験する場としても、Xiaomi Storeは重要な拠点になる。特に、Xiaomi 17 UltraやLeitzphoneのようなキャリアでの販売がほぼない端末は、自社販路がしっかりしていてこそ成立する製品といえる。Xiaomi Storeの拡大と表裏一体というわけだ。その先にあるIoT製品や家電製品もラインアップを拡充しており、呂氏は大型家電の投入も示唆していた。スマホの話題性をフックにしながら、その他の製品を伸ばしていけるかにも注目しておきたい。

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