車とEVが好調のXiaomi、2026年の事業の見通しは?山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)

» 2026年04月22日 06時00分 公開
[山根康宏ITmedia]
前のページへ 1|2       

 2026年の事業見通しとしては、スマートフォンの高付加価値路線とEVの成長ドライブを両輪に、収益構造の高度化をさらに進められるかが焦点となります。

 スマホではLeicaとの協業が高性能カメラフォンへの注目を引き付ける一方、Appleも参入する予定の折りたたみモデルではやや後れを取っています。そしてスマートフォンのソフトウェア、生成AIやエージェント機能を軸にしたサービス収益の拡大も課題となります。

photo ハイエンドスマホの強化が収益を高めた

 EVに関しては中国国内での生産効率向上とともに、欧州や中東、東南アジアなど海外市場への本格展開が具体化する可能性があります。

 日本での事業はスマートフォンのみならずスマート家電を取り扱う「Xiaomi Store」の展開が進み、量販店依存から自社チャネル強化へと舵を切りつつあります。もちろんキャリア販売を増やすことが日本で「数」を伸ばす近道ですが、中長期的にはこれらの店舗が「スマホ、家電をまとめて体験できる、スマートライフを提案する場所」として機能し、Xiaomiのブランド力の向上やファン層拡大に役立つはずです。

photo 日本市場も中長期的な視点で強化していく

 日本ではEVの投入はしばらくないでしょうから、先に掲げた「Human×Car×Home」戦略のうち、Carを除いたHumanとHomeを、技術志向の強い日本市場で地道に展開していくでしょう。特にスマート家電のエコシステムは他社にはない武器だけに、Xiaomiの強みとなるはずです。

 2026年のXiaomiは「スマホ企業から総合テック&モビリティ企業」への転換をより加速させる1年になるでしょう。自社のスマート製品全てを横断するエコシステムを武器に、新たな成長ステージにどう踏み出していくのか、注目したいところです。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月25日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  3. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. Galaxyの新折りたたみが4キャリアそろい踏み 各社が語る「価格」「ネットワーク」「サポート」の差別化戦略 (2026年07月23日)
  6. 「HUAWEI WATCH FIT 5」実機レビュー 長持ちバッテリーと新機能“ミニストレッチ”の実力は? (2026年07月24日)
  7. レーベル面が見えてインテリアにもなる「ENVYCLOUD ポータブルCDプレーヤー」が47%オフの4780円に (2026年07月21日)
  8. パスポート型の折りたたみ「Galaxy Z Fold8」を速攻チェック 使い方を変える形状だが“なくなった機能”も (2026年07月22日)
  9. 横折りスマホ「Galaxy Z Fold8 Ultra」のSIMフリー版は30万円弱〜39万円弱 いろいろスペックアップして8月7日デビュー (2026年07月22日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー