SBIホールディングスとビザ・ワールドワイド・ジャパンは、デジタル金融と決済分野での協業を検討するための基本合意書を締結した。世界的にデジタルアセット市場が成熟し、規制環境の整備が進む中で、両社は次世代の決済インフラ構築を目指す。SBIのデジタルアセットに関する知見と、Visaが持つ世界規模の決済ネットワークを組み合わせることで、新たな価値の創出を図る狙いだ。
この協業の第一歩として、5月1日より「SBI VISAクリプトカード」シリーズの発行を開始した。同カードは日々の利用でたまるポイントが、毎月自動的に暗号資産へ交換される仕組みを持つ。
シリーズは、スタンダードな「SBI VISAクリプトカード」と、高還元率で付帯サービスが充実した「SBI VISAクリプトカード ゴールド」の2種類に分類される。スタンダードカードは初年度年会費無料で次年度以降1650円(年間10万円以上の利用で無料)、基本還元率は最大0.8%となる。一方、ゴールドカードは初年度無料で次年度以降6,600円、基本還元率は最大1.3%となっている。
利用者が受け取る暗号資産は、「デジタルゴールド」と呼ばれるビットコイン(BTC)、スマートコントラクトを備えるイーサリアム(ETH)、国際送金に特化したエックスアールピー(XRP)の3種類から1つを選択できる。交換手数料は無料で、SBI VCトレードの口座を通じて自動で処理される。これにより、投資経験がない利用者でも日常の決済を通じて手軽に暗号資産を保有できる。また、SBI証券が提供するクレカ積立サービスにも対応しており、投資信託の積立額に応じても暗号資産を付与するほか、ゴールドカードには年間200万円以上の利用で年会費相当額(6600円)の暗号資産がプレゼントされる限定特典も用意する。
さらにカードの発行を記念して、5月1日から5月31日までの申込者を対象に、8月5日までのカードショッピング利用金額に対して、スタンダードカードで最大2.5%、ゴールドカードでなんと最大10.0%のポイントが還元される大型キャンペーンも実施する。
本プロジェクトでは、SBIグループ各社とVisaがそれぞれの専門領域を担当する。SBIホールディングスが全体戦略を統括し、SBI VCトレードが暗号資産の交換プラットフォームを運営する。アプラスがカードの発行と運用を担い、Visaがグローバルな決済網を提供する体制だ。4社は今後もステーブルコインの活用や決済プロセスの高度化など、実用的な決済インフラの発展に向けて協議を継続する。
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