SMBC・富士通・ソフトバンクが健康/医療分野で業務提携 新たなヘルスケアアプリを提供、5兆円規模の効果目指す

» 2026年05月19日 15時29分 公開

 三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、富士通、ソフトバンクは、5月18日に健康/医療分野での業務提携に関する基本合意書を締結した。

ソフトバンク 三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、富士通、ソフトバンクが健康/医療分野での業務提携に合意

 本提携では本人同意に基づき、医療情報システム内で管理される医療データを安全かつ適切に管理/利活用するためのデータプラットフォームを整備。個人が管理する健康データを掛け合わせ、個々人に寄り添う健康パートナーとなるAIエージェントも作り出す。

 さらに「全国医療情報プラットフォーム」や「マイナポータル」などの公的基盤との連携可能性も視野に入れ、国の医療DX政策との整合性を踏まえた拡張性のある枠組みを目指していく。

 データプラットフォームとユーザーアプリは国産ヘルスケア基盤として国内データセンター上に構築し、日常的な健康管理から受診、継続的な治療、治療後のフォローアップを支える仕組みを実現。検査や投薬の重複、通院中断後の重症化、予防可能な疾患やフレイル(心身活力の低下)の進行などに起因する支出の抑制に資する新たな事業を創出し、将来的には医療提供の効率化を後押しして5兆円規模の費用の抑制に寄与するという。

 SMBCグループは、3月にソフトバンクとの提携に基づく「Oliveヘルスケア」の提供を開始。これを更に普及/発展させると共に、医療機関での後払いサービスの普及なども行っていく。

 富士通はデータプラットフォームの構築/管理、医療機関向けAIの構築、医療データを用いた革新的な創薬研究などに必要な次世代計算資源/基盤の開発などを主導。医療特化型LLMや、社会課題を起点とする事業モデル「Uvance」の医療データ利活用基盤「Healthy Living Platform」で培った安全かつ信頼性の高いデータガバナンス基盤技術、セキュリティーとデータ主権を保証するソブリンクラウドの知見を生かすとしている。

 ソフトバンクは「PayPay」「LINE」「Yahoo! JAPAN」などの利用者基盤と、ヘルスケア領域の健康増進支援に関する知見を生かし、ソブリンクラウドや国産LLMを活用した国内完結型のユーザーアプリの開発/提供を主導。ヘルスケア事業者や自治体などと連携し、多様なサービスを1つのアプリで利用できる環境の提供を目指す。今後は3社の顧客接点などを活用して、国産ヘルスケア基盤の利用を6000万人規模へ拡大する他、4000の医療機関への導入を目指していく。

ソフトバンク 医療データを安全かつ適切に管理/利活用するデータプラットフォームとユーザーアプリの整備を推進

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月19日 更新
  1. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  2. ソニー、炎上した「Xperia 1 VIII」のAIカメラ機能で“火消し“ 「4つの選択肢」を強調 (2026年05月18日)
  3. スマホ短期解約問題、事実上の「1年縛り」で決着か ポイント分割付与を条件に総務省が方向性 (2026年05月18日)
  4. 「Xperia 1 VIII」のAIカメラ機能が炎上したワケ 「画質劣化ではなく選択肢の1つ」とソニーは説明 (2026年05月15日)
  5. ドコモで通信障害か SNSで「圏外になる」「つながらない」の声 (2026年05月19日)
  6. 【ワークマン】1500円の「ベーシックアンカーボディバッグ」 二気室構造で必需品がまとまる (2026年05月16日)
  7. 楽天モバイルが「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を再開 “Rakuten Link非対応”の表示見直しが完了【訂正】 (2026年05月16日)
  8. PayPay、5月以降の自治体キャンペーン発表 杉並区や相模原市で最大20%還元 (2026年04月27日)
  9. スマホ残価設定に「グループ細分化」案が浮上 Appleは「一律化」に猛反発、「価値が低い機種への不相当な補助」 (2026年05月19日)
  10. ドコモ、5G速度で首位も「一貫した品質」でなぜ最下位? auが10部門で受賞 Opensignal調査 (2026年05月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年