2026年の“本気”カメラスマホ「Xiaomi 17 Ultra」と「OPPO Find X9 Ultra」、写りの違いを徹底比較してみた(4/4 ページ)

» 2026年08月05日 12時30分 公開
[佐藤文彦ITmedia]
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カメラ性能を引き出すオプションにも注目

 カメラに特化したスマートフォンらしく、それぞれ撮影体験を向上させるオプションも用意されている。

 Xiaomi 17 Ultraには、「Xiaomi 17 Ultra Photography Kit Pro」がラインアップされている。公式サイトでの価格は1万9980円で、専用ケース、グリップ、ストラップといったパーツで構成されている。

photo 「Xiaomi 17 Ultra Photography Kit Pro」

 カメラ性能自体をアップデートするものではなく、装着することでグリップやシャッターボタンが現れ、デジタルカメラ風の撮影体験ができるというコンセプトのオプションだ。2万円弱のオプションとしては、やや質感に安っぽさが残るが、Xiaomi 17 Ultraにはないシャッターボタン、ズームスライダーを利用できるという意味では便利だ。ただし、本体はかなり分厚くなるため、ポケットに入れて持ち運ぶのには向かない。

 OPPO Find X9 Ultra用の「OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit」は、シャッターボタンやズームスライダーが搭載されたケースに加え、焦点距離300mm相当、1/1.28型センサーを搭載したズームレンズが付く。公式ストアでは5万9800円と高額だが、カメラレンズを買うと思えば、妥当なのかもしれない。

photo 「OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit」

 作例を見ても分かるように、装着すればスマートフォンのカメラとしては一線を画す望遠性能になる。レンズは大きく、重いため、「スマートフォンのカメラ」と言っていいのかは疑問だが、本格的な撮影体験をスマートフォンで楽しみたいという人には有用だろう。

photo 「OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit」のズームレンズによる作例(望遠300mm)
photo 「OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit」のズームレンズによる作例(望遠690mm)
photo 「OPPO Find X9 Ultra Hasselblad Earth Explorer Kit」のズームレンズによる作例(望遠1380mm)

 ただし、専用ケースはBluetoothで接続する仕組みであるため、時折本体との接続が切れることがある。本体とは別で、ケース自体への充電も必要になる点がやや不便だ。300mmとなると、被写体をしっかりと捉えるのにも、三脚なしではやや苦労するため、しっかりとカメラを構えて撮影することを前提としている印象を受ける。このあたりの体験も、スマートフォンのカメラとは違うコンセプトになっている。

photo ケースの充電が面倒だ

 また、OPPO Find X9 Ultraはただでさえ10倍光学、20倍光学相当のズーム撮影が可能となっており、筆者の場合は、日常生活において、300mmの光学ズームが必要となるケースがあまりない。当然、ポケットに入れて持ち運ぶようなサイズでもないため、必要な人は限定的な印象だ。個人的には、レンズはなくていいので、グリップにもなるケースを単体で販売してほしいと感じている。

色表現の違いと価格の差がポイント

 Xiaomi 17 Ultra、OPPO Find X9 Ultraは、どちらもカメラスマートフォンとして、間違いなく2026年の代表モデルと位置付けられる機種だろう。望遠カメラに限れば、スペック的にもOPPO Find X9 Ultraが圧巻の仕上がりだが、Xiaomi 17 Ultraも十分高性能と言っていい完成度だ。

 2端末の写真を見比べても分かるように、大きな違いは色彩表現のコンセプトとなる。これは最上位モデルだけでなく、Leica協業のXiaomi端末、Hasselblad監修のOPPO端末で共通するが、好みによって大きく評価が変わるポイントだろう。

 無視できないのが価格差だ。公式ストアでの価格は、Xiaomi 17 Ultraが19万9800円、OPPO Find X9 Ultraが27万4800円となる。日を追うごとに上がるメモリ価格、円安といった影響が大きいため、後発のOPPO Find X9 Ultraが価格面では不利になるのは当然だが、それでも7万円強の差額は大きい。ただでさえコスパが光るXiaomiだが、時期が味方し、よりお買い得感が増しているのが実情だ。

photo ここまでの比較で、どちらが好みだろうか

 好みの差こそあれど、価格面を見ればXiaomi 17 Ultraが多くの人におすすめできるカメラに強いスマートフォンになる。Hasselbladの色表現、本体に搭載されたシャッターボタン、10倍光学を含む望遠性能といった違いにどれだけ魅力を感じるかが、購入端末を選ぶ際の焦点となるだろう。

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