Galaxy Z Fold8とPura X Maxは、閉じた状態の画面サイズがそれぞれ約5.5型と約5.4型だ。展開時も約7.6型と約7.7型なので、数値上はほぼ同じに見える。しかし、実機を持ってみると印象がかなり異なる。
閉じた状態での横幅は、Galaxy Z Fold8の約81.9mmに対し、Pura X Maxは約85mmとかなり広い。持ってみると明らかにPura X Maxの方が横に張り出していると感じられ、ホールド感でやや劣る。閉じた状態でスマートフォンとして使いやすいのはGalaxyだ。
展開時の画面比率はGalaxy Z Fold8が4:3で、Pura X Maxと比べて縦に長く、横に短い。対するPura X Maxは14.1:10と横方向に広く、展開したときの「大きさ」の体感はこちらが上回る。数値上は0.1型の差でしかないが、開いたときの迫力やサイズ感は思った以上に違う。この点は明確にPura X Maxが勝る。
このため、大画面を生かした動画視聴やゲームといった用途には、Pura X Maxの横長比率が非常に有利だ。Galaxyよりも上下の余白が出にくい点は強みといえる。
これに対し「縦に持ってブラウジングする」「4:3の写真を閲覧する」「Instagramのリール動画を視聴する」といった用途ではGalaxyに分がある。写真やテキストのビューワーとして使うには、本体重量が軽いことも大いにプラスだと感じた。
正直なところ、画面サイズについてはどちらが優れているかというより、好みや使い方で評価が分かれるだろう。縦スクロール中心のSNSやWebブラウズならGalaxy Z Fold8の比率が快適であり、動画視聴やゲーム、見開きでの電子書籍の閲覧、ウィンドウを左右に並べる作業ならPura X Maxの横幅が生きてくる。
もう1点、地味だが無視できないのがインカメラのパンチホールの位置だ。Galaxy Z Fold8は上部の右寄り、それも画面端からやや内側に入り込んだ場所にある。このため、動画を全画面で再生したときや、明るい背景のアプリを開いたときに視線が引っ張られてしまう。これは、画面内カメラを廃したGalaxy Z Fold7でも指摘されていたポイントである。
その点、Pura X Maxは同じ右上でもギリギリまで隅に寄せられている。表示中のコンテンツに被りにくく、結果としてGalaxyよりも没入感が高くなる。毎日目にする部分だけに、実機に触れる機会があればぜひ確認しておきたい。
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