そのほかのインタフェースは、PCカードスロット(Type II)×1、SDメモリーカード/マルチメディアカード/メモリースティック共用の3in1スロット、USB 2.0×3、IEEE1394、VGA出力、サウンド入力、マイク入力などがある。
キーボードのタッチは、本体の薄さの割りには快適である。キーを押し下げた時のストロークは実測で2ミリ少々であった。キーピッチは約19ミリ(英文字部分などの中心部)と大きさは十分である。一部、ファンクション関連や数字/記号などのキーは不等ピッチとなっている。例えば、「BACKSPACE」キーは小さく、「半角/全角」キーは大きいのはやや使いにくいが、これも慣れであろう。幅が狭くなっている部分のキーピッチは約16ミリだが、筆者はこの程度の変則ではあまり気にならないタチなのか、数千文字程度の文章を入力してみても、あまり不都合は感じなかった。
基本的にキーボードはNT300と同等のようだが、タッチパッド周りのデザインには変更がある。写真を見てわかるとおり、タッチ面を取り囲むようにフラットなスチールのボタンが付いた。真横から見ても何も出っ張っていない。本当にフラットだ。
タッチパッドのボタンは、スチールがたわんで“バネ”の役目をする構造になっている。ロジクールの携帯用マウス「Mouse Man Mobile」と似たようなしくみであると言えばわかりやすいだろうか。
しかし、Mouse Man Mobileはクリックした時の感触もよかったのだが、こちらのボタンは今一つ使いにくいような気がした。といっても、操作に不都合があるわけではない。クリックした時の微妙なクリック感の問題である。個人の好みと言ってしまえばその通りなのだが、ややもっさりしたような印象を受けた。
また、フラットすぎるのもかえってあだになるようで、キーボード入力中に手のひらがひょいと触れてしまって、カーソルが動くことがあった。多少は段差があったほうが、無意識のうちに場所を教える意味で有効なのではないか、とも思った。
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