ISO感度を実用域に高め、最大課題を重点克服――コダック DCS Pro SLR/n(3/3 ページ)

» 2004年03月18日 19時47分 公開
[島津篤志(電塾会友),ITmedia]
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DCS Pro SLR/n:作例

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 早朝6時過ぎの陽光に照らされたビデオショップ。オープンしたばかりの店舗だから外観がきれい。ビビッドカラーの壁塗装が鮮やかに表現された。ショップ名を示す看板を実にシャープに描写している。快適で優秀な5点測距AFだ。

RAWで撮影 <撮影データ>使用レンズ:AI AF-S Zoom-Nikkor ED 28〜70ミリ F2.8D(IF)、焦点距離:60ミリ、絞り優先AE(F2.8、1/125秒)、EV補正なし、ISO感度:160、ホワイトバランス:デイライト(5500)(オリジナル画像はこちら

 住宅街の直線道路。交通量が少ないので、道のど真ん中にカメラを置いて撮影した。早朝による光量不足を承知で、露出を目一杯絞り込み、低速シャッターを切った。フルサイズCMOSセンサーによる奥行き&ワイド感を求めた1枚である。

RAWで撮影 <撮影データ>使用レンズ:AI AF-S Zoom-Nikkor ED 28〜70ミリ F2.8D(IF)、焦点距離:28ミリ、絞り優先AE(F22、1/6秒)、EV補正なし、ISO感度:160、ホワイトバランス:デイライト(5500)(オリジナル画像はこちら

 ポートレート用モデルながら、作例のようなシャープな夜景が撮れる(シャープ補正なし)。細かな文字まで読み取れる解像感に実力が表れている。暗部にノイズも見られない。

RAWで撮影 <撮影データ>使用レンズ:AI AF-S Zoom-Nikkor ED 28〜70ミリ F2.8D(IF)、焦点距離:70ミリ、絞り優先AE(F9.5、1/2秒)、EV補正なし、ISO感度:160、ホワイトバランス:AUTO(オリジナル画像はこちら

 ISO160で夕方17:30の街を撮影。写真的にはどうしようもない構図だが、照明の入った電飾看板〜建物のシャドウ部までの明暗差を1枚に写し込んでみた。広いダイナミックレンジの優位性を確認いただければと思う。

RAWで撮影 <撮影データ>使用レンズ:AI AF-S Zoom-Nikkor ED 28〜70ミリ F2.8D(IF)、焦点距離:28ミリ、絞り優先AE(F2.8、1/20秒)、EV補正なし、ISO感度:160、ホワイトバランス:AUTO(オリジナル画像はこちら

 同様のフレームの写真をISO400で撮り比べた。ピクセル等倍にするとシャドウ部にノイズが見られるが、それ以外は問題点を感じない。実用域の感度が改良されたことがわかる。

RAWで撮影 <撮影データ>使用レンズ:AI AF-S Zoom-Nikkor ED 28〜70ミリ F2.8D(IF)、焦点距離:28ミリ、絞り優先AE(F4、1/30秒)、EV補正なし、ISO感度:400、ホワイトバランス:AUTO(オリジナル画像はこちら
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