libretto U100を本体だけでみると、1スピンドルノートPCだが、同梱のリブレットDVDドック(ドックが付属しないモデルもある)を底面に装着することで、2スピンドルノートPCに早変わりする。
リブレットDVDドックは、USB経由で接続されるため、電源を入れたままの着脱(ホットプラグ&アンプラグ)が可能だ。リブレットDVDドックには、すべてのDVDメディア(ただし2層メディアは非対応)の書き込みに対応したDVDスーパーマルチドライブが内蔵されている。DVDメディアへの記録速度は最大2.4倍速(DVD+RW/Rメディア)とあまり高速ではないが、旅先で撮影したビデオをその場で編集して、DVD-Videoとして配布するといったことも可能だ。
また、リブレットDVDドックを装着することで、Windowsを起動せずに、素早くDVD-Videoや音楽CDの再生が可能な「クイックプレイ」機能を利用できるようになる。クイックプレイ機能の操作は、リブレットDVDドックに用意されたクイックプレイボタンによって行う。
リブレットDVDドックを装着しても、合計重量は約1.449キロと軽い。ステレオスピーカーも本体に内蔵しているので、ポータブルDVDプレーヤー感覚で気軽にDVD-Videoの映像を楽しめる。さらに、デジタルシャープネスや色補正、デブロッキング処理などのQosmioシリーズで培った高画質化機能が搭載されているので、映像のクオリティについても満足できる。
libretto U100は、標準バッテリーで最大約5.3時間もの長時間駆動を実現していることも魅力だ。3年前に登場したLibretto L5の標準バッテリーの駆動時間は約4.5時間だったので、約1時間弱長くなったことになる。
ミニノートPCは、基本的に持ち歩いて使うためのマシンであるため、バッテリー駆動時間は非常に重要なファクターとなる。重さがほぼ1キロで5時間以上持つのなら、十分合格点を付けられるだろう(ただし、libretto U100には大容量バッテリーが用意されていない)。また、ACアダプタも小さくて軽いので、携帯しても苦にならないのもいい。
libretto U100は、ミニノートPCサイズのボディに、サブノートPCクラスの機能と性能を凝縮した製品であり、東芝の本気が感じられる。モバイルPCとしての完成度は高いので、サブノートPCよりもさらに携帯性の高いPCが欲しいという人には、お薦めできる製品だ。
WinBench 99 Version 2.0 | libretto U100 |
Business Disk WinMark 99 | 3810KB/sec |
High-End Disk WinMark 99 | 14200KB/sec |
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