「速さだけ」から満足度と品質の評価へ──インテルがアピールする新世代ベンチマーク(2/4 ページ)

» 2005年10月20日 23時26分 公開
[長浜和也,ITmedia]

ゲームプレイの満足度を評価するベンチマークへ

 このように、ベンチマークで使われている設定が実際のゲームと異なる条件であるのと同時に、平均FPSに基づく評価値の算出についても「平均の裏には重要な情報が隠されている」とサルバトアー氏は懸念を示す。そんなインテルが新世代のゲームベンチで使う指標として採用したのが「ユーザー体験値」と彼らが名づけたゲームプレーヤーの満足度である。

 インテルが提案するゲームベンチはこの「ユーザー体験値」でシステムの性能評価を行うわけだが、インテルはこのユーザー体験値、すなわちゲームプレーヤー満足度の算定作業において、「参加人数175名」規模のユーザーテストを行い基礎データを採取している。

 採取作業では「DOOM 3」「Half-Life 2」「Unreal Touenament 2004」をプレイしてもらい、テスターのアンケートなどから「統計的分析」で導き出された「しきい値」(例えばDOOM 3では40fps、Half-Life 2とUnreal Tournament 2004では45fps)を設定。これとゲーム中のフレームレートを比較し、「FPSがしきい値を下回る時間の比率を測定」(インテル資料より)することで性能評価を行っている。下回る時間が少なければユーザー体験値も上がって評価も高くなる、という仕組みだ。ユーザー体験値は最も低い評価“BAD”から最も高い評価“EXCELLENT”までの5段階で示される。

β版ながら新世代ゲームベンチを動かす。このゲームベンチは「DOOM 3」「Half-Life 2」「Unreal Touenament 2004」を使い、「瞬間フレームレート」(左のグラフ)と「Gaming Experience」(右の表。インテルの資料ではゲーム体験度、となっているがニュアンスはゲーム満足度、もしくは快適度が相応しいと思われる)」指標が示される。上のベンチマーク結果は2.00GHz動作のPentium MでUnreal Touenament 2004を動かしたときのデータ

 このベンチマークで使われるのは上にあげた3タイトル。これらのプログラムコードはSYSmark2004のようにベンチマーク本体には組み込まれていないため、ベンチマークを利用したいユーザーは事前にそれぞれのゲームタイトルを購入する必要がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月12日 更新
  1. まるで“狂気の沙汰”──ジョブズ時代のAppleを感じさせる「iPhone Duo」のヒンジと製造工程 (2026年09月11日)
  2. ノジマとコラボの新型「VAIO T」で“フリップ画面”が復活! 実機レビューで見た目と性能をチェックした (2026年09月10日)
  3. 「macOS 27 Golden Gate」は9月15日リリース Apple SiliconのMacに対応 (2026年09月10日)
  4. “ノジマチーム”から生まれた「VAIO T」 なぜフリップスタイルが復活したのか? (2026年09月11日)
  5. あえて“フラット”仕上げ――INNOCNが49型ウルトラワイド液晶「E49M1R」を発売 初回価格は約13.6万円 (2026年09月11日)
  6. サンコー、立体感のある映像を楽しめる10.1型透過型ディスプレイ (2026年09月11日)
  7. TCL、11型エントリーAndroidタブレット「TCL TAB A1」を販売開始 読書向きの“NXTPAPERディスプレイ”搭載モデルも (2026年09月11日)
  8. 薄型化とカメラ強化が光る「Pixel 11 Pro Fold」徹底レビュー! Galaxy Z Foldとの比較で見えた“正統進化”の真価 (2026年09月09日)
  9. 「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみ、Apple Pencil対応、インカメラは埋め込み型でTouch ID採用 10月23日発売、36万4800円から (2026年09月10日)
  10. MSY、Type-Cポートに直刺しして使える超小型ゲーミングDAC「GRAPHT Mini DAC」の新モデル (2026年09月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー