MX-610のマウス本体の形状から見ていこう。本体形状はロジクールお得意のエルゴノミクスデザインに基づくもので、計7ボタン仕様となっている。左右非対称の形状のため基本的に右利きユーザー用となってしまう点は致し方ない。親指の付け根から指先にかけては、上から見るとS字にえぐったような形状となっており、ここはラバータッチに似た手にしっくりくる塗装が施されている。
そしてマウスの上面に相当する手のひら(のやや右側)に包まれる部分は後ろにつれてなだらかな傾斜が付いている。ちょうどマウス上面中央の位置する左右クリックの付け根部分にはバッテリー残量インジケーターが配置されている。
また通信範囲で約10メートルとなる2.4GHz帯無線方式を採用しており、レシーバーはよくあるUSBメモリほどのコンパクトなものとなっている。なお、とくにモバイルを意識したマウスではないために、よくあるモバイルマウスのように本体に収納するといったことはできないが、本体の電池設置スペースに電池を抜いて格納することは可能。そんなことどうでもいいことだが、それだけレシーバーが小さいということがお分かりいただけるかと思う。
ホイール機能には横スクロールも可能なチルトホイールプラスズーム機能を備える。ホイールクリックに加え、左右のチルト操作時は横スクロールだけではなく、それぞれ1つの機能として割り当てることもできる。マイクロソフト製マウスと比較してクリック/ホイールともに1動作ごとカチッとはっきりした感覚があるもので、ロジクール製マウスの特徴は今製品でも引き継がれている。
左クリックボタンの横には、小さな3つのボタンが備わっている。この一連のボタンにはデフォルトで、音量アップ/ダウン、ミュートが割り当てられており、もちろんユーティリティツールにより設定は変更できる。
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