こんな「静かな」BTXマシンは初めてだ! ─ Gateway「GT4012j」(2/2 ページ)

» 2006年02月03日 17時39分 公開
[田中宏昌,ITmedia]
前のページへ 1|2       

チップセットはローエンドのGeForce 6100+nForce 410

 GT4012jが搭載するマザーボードは、FICのOEM製品でmicroBTXフォームファクターに準拠したもの。チップセットはNVIDIAのGeForce 6100+nForce 410だ。NVIDIAのグラフィックス統合チップセットの中ではローエンドの構成で、ノースブリッジにあたるGeForce 6100 GPUは、Shader Model 3.0やPureVideoに対応しているが、上位のGeForce 6150に比べコアクロックがダウンし、HDビデオの再生支援機能やデュアルディスプレイ出力機能が省かれている。加えて、グラフィックスメモリをUMA方式でメインメモリから確保する(標準128Mバイトだが、BIOSセットアップで16/32/64/128Mバイトのほか、Disableにすることも可能)点にも注意したい。また、サウスブリッジに相当するnForce 410 MCPは、Serial ATAの帯域幅が150Mバイト/秒に、有線LANが100BASE-TXに、Serial ATAが2ポートにとどまる。RAIDのサポートもRAID 0/1のみだ。高性能なデュアルコアCPUを実装しているだけに、アンバランスな感は否めない。

 もっとも、PCI Express x16の空きスロットがあり、ここに別途グラフィックスカードを装着すれば性能強化を図れる。

マザーボードのFIC KTBC51GはmicroBTXフォームファクターに準拠したもので、4本の拡張スロットを備える。CPUソケットやチップセットが横方向に一列に並んでいるのがわかる。なお、Serial ATAポートは2基のみだ

比較的コンパクトなmicroBTXケースを採用

 microBTX仕様のケースは前モデルと同じデザインだが、横幅と奥行きが延長された。とはいえ、容積は約32.8リットルに収まっている。側面のカバーは2本の手回しネジを回せば取り外せ、ケース内部へは容易にアクセスできる。ドライブ類は工具を使って固定しなければならないが、拡張カードはドライバーレスで着脱を行える。前面にメモリカードスロットやUSB 2.0、6ピンのIEEE 1394が並び、コネクタにアクセスしやすいのも好印象だ。

microBTX準拠のケースは、従来機よりわずかに大きくなったが、容積は約32.8リットルと比較的小型だ。5インチベイが3基あるように見えるが、メモリカードリーダーは3.5インチのオープンベイに装着されている。なお、背面にセカンドファンを持たず、電源ユニットに12センチ角のファンを備える
前面下部のカバーを開けると、2基のUSB 2.0や6ピンのIEEE 1394、ヘッドフォンやマイクの各端子が顔を出す

数少ないAthlon 64 X2搭載機として注目の存在

 そのほかのスペックは、1Gバイトのメインメモリ(デュアルチャンネル対応/PC3200)に、DVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブ、200GバイトのSerial HDDと手堅くまとまっている。ソフトウェアは必要最低限の構成で、余分なタイトルが含まれていないのも好感が持てる。グラフィックス性能とCPUのバランスが取れていないのは気になるが、デュアルコアCPUを備えた安価なベースマシンとして考えれば納得できる。むしろ、自分好みのグラフィックスカードを選べるのを好むユーザーも多いだろう。

 何より、実売9万9800円(TSUKUMO ネットショップ価格の場合)と10万円を切る同社らしい優れたコストパフォーマンスは大きな魅力だ。優れた静音性とともに、メーカー製では選択肢が少ないAthlon 64 X2搭載機として、注目に値する製品といえるだろう。

PCMark05 Build 110のスコア。※1024×768ドット@60Hzで計測
Gateway GT4012j
CPUAthlon 64 X2 3800+(2.0GHz/OuPGA)
マザーボードFIC KTBC51G
BIOSPhoenix/AWARD
チップセットNVIDIA GeForce 6100/nForce 410
2次キャッシュ512KB×2(CPU内蔵)
メインメモリ 標準/最大デュアルチャンネル1024MB/4096MB
規格DDR SDRAM(PC3200)
メモリスロット(空き)240ピンDIMM×4(2)
拡張スロット(空き)PCI Express x16×1(1)、PCI Express x1×1(1)、PCI×2(1)
ハードディスク容量Serial ATA 200GB
回転数7200rpm
パーティションC:39.9GB(NTFS)、D:143GB(NTFS)、E3.11GB(FAT32)
RAID
型番Seagate ST3200826AS
DVDスーパーマルチドライブ速度DVD+R DL6倍速/DVD-R DL4倍速/DVD±R16倍速/DVD+RW8倍速/DVD-RW6倍速/DVD-RAM5倍速/CD-R48倍速/CD-RW32倍速/DVD-ROM48倍速/CD-ROM48倍速
型番Hitachi-LG Data Storage GSA-4165B
フロッピードライブ
グラフィックスチップチップセット内蔵(NVIDIA GeForce 6100 GPU)
グラフィックスメモリメインメモリから確保(標準128MB)
サウンドチップチップセット内蔵(HDオーディオ)
光デジタル音声出力
PCカードスロット
メモリカードスロットSDメモリカード/MMC/メモリースティックPRO/スマートメディア/xDピクチャーカード、CF Type II
USBUSB 2.0×7(前面×3/背面×4)
IEEE 1394S400/6ピン×2
ビデオ出力アナログRGB
イーサネット100BASE-TX/10BASE-T(NVIDIA製)
FAXモデム56kbps(V.92)/14.4kbps
ドライブベイ(空き)5インチ×2(1)、3.5インチ×4(2)
電源ユニット400W(BESTEC)
外形寸法W185×D454×H391mm(縦置き時)
重量約10.4kg
搭載OSWindows XP Home Edition(SP2)
システムのリカバリ方法付属DVD-ROM/HDDリカバリ(書き出し可)
評価機の価格9万9800円(TSUKUMO ネットショップ価格)
主な付属品ワンタッチボタン付き109日本語キーボード(PS/2)、ホイール機能付き光学式マウス(USB)、外付けスピーカ、リカバリDVD-ROM、マニュアルなど
主な付属ソフトPowerDVD 6.0、Nero 6、McAfee virusscan 2005(90日試用版)など

※パーツの型番は評価機に搭載されていたもので、製品では異なる場合があります



前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月05日 更新
  1. テプラ、PC接続にも対応したラベルプリンタ「テプラ PRO」新モデル (2026年08月03日)
  2. アイオーデータの価格改定、一部モデルは25万円超の大幅値上げに (2026年08月05日)
  3. Windows 11は8GBメモリでも快適に使えるようになる? 品質向上への取り組みと「26H2」に向けた中間報告 (2026年08月03日)
  4. 「人主導」から「自律実行」へ――進化する「Microsoft 365 Copilot」の新機能とエージェントAIの現在地 (2026年08月04日)
  5. PC市場の逆風下でMicrosoftが仕掛ける“サプライズ”とは? 2026年後半のSurface新製品を予想する (2026年08月04日)
  6. 新GPU「Radeon RX 9050」が登場するもアキバの反応は静か――2026年8月最新パーツ事情 (2026年08月03日)
  7. 10万円台で手に入る、理想の座り心地 電動サポート&ストレッチ機能が魅力のエルゴノミクスチェア「LiberNovo Omni Gen」を試す (2026年08月04日)
  8. AIデータセンターの“真の実力”を左右する「CPU」 その復権の背景にあるものとは? (2026年08月03日)
  9. 「全グレードで2〜3割増し」の衝撃 グラフィックスカードの値上がりラッシュでアキバの購入制限が深刻化 (2026年08月01日)
  10. Razer印のバックパック「Rogue Backpack V4」は、タフで収納力バツグン ゲーマーじゃなくても欲しくなる (2026年08月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー