限界突破! 18倍速DVD±R記録対応「PX-760」の実力を検証(3/3 ページ)

» 2006年03月17日 16時30分 公開
[田中拓也,ITmedia]
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AUTOSTRATEGYをうまく活用するのがポイント

 ところでPX-760シリーズでは、DVD±Rメディア書き込み時に、メディアごとの特性に合わせて書き込み方法を解析し、記録品質を向上する「AUTOSTRATEGY」を搭載している。AUTOSTRATEGYの動作モードは4つあり、標準の“AUTO”モードでは、書き込み開始時にメディアの品質をチェックし、新しい設定(ライトストラテジ)が必要かどうかを判断する。AUTOSTRATEGYが動作すると、書き込み前に30秒から1分程度の解析時間が必要となり、当然書き込み完了までにかかる時間も延びてしまう。記録速度が思ったより伸びないという場合は、このAUTOSTRATEGYが動作していることが原因と見てよい。AUTOSTRATEGYが動作すると、LEDインジケータ表示が黄色、緑、橙の順に点灯するのですぐに分かる。

 そこで、場合によってはライトストラテジを手動で作成し、メディアの解析にかかる時間を省いてしまうのも有効な手だ。とくに20枚、50枚パックのメディアを利用してさまざまな速度で書き込むときは、あらかじめ「フルモード」でライトストラテジを作成しておき、書き込み時にAUTOSTRATEGYが動作するのを防ぐほうがいい。フルモードではメディア全体を試し書きを行ってライトストラテジを作成するため、メディアを1枚消費してしまうが、複数の書き込み速度の設定を記録できるので、1度作成しておけば常にAUTOSTRATEGYを動作させずに高速に書き込めるようになる。

 ライトストラテジを作成する方法には、フルモードのほかに「クイックモード」もある。こちらはOPCエリア(試し書き用のエリア)を使う解析モードで、メディアを消費せずにライトストラテジを作成できる。速度にそれほどこだわらなければ、通常はこちらを利用すればよいだろう。

PlexTools Proffesionalの設定画面。AUTOSTRATEGYの適用方法を4種類から選べるようになった。デフォルトは「AUTO」で、標準状態でAUTOSTRATEGYが作動するようになっている
AUTOSTRATEGYのデータベース画面。フルモードでのライトストラテジはここで作成する。すでに作成されたデータベースの有効/無効を切り替えすることも可能だ

最速をめざすユーザーは「買い」

 PX-760Aが世界最速のDVD±R 18倍速書き込みを実現したのはたしかに快挙だ。しかし先のベンチマークテストで示したように、40秒程度の差をわずかだと感じるユーザーにとってはPX-755Aでも十分だし、実際にそう考える人は多いはずだ。とくに実売価格を見るとPX-760Aが1万5000円前後、PX-755Aが9000円前後となっており、記録速度にそれほどこだわらない通常のユーザーにとって、6000円ほどの価格差は無視できない。このPX-760Aは“より速く”をひたすらに追求する限られたユーザー向けの製品といえる。

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