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» 2006年03月27日 00時00分 公開

なぜATOKを使い続けるのか、その理由を語ろう座談会(3/4 ページ)

[栗田昌宜,ITmedia]
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川越 私の場合は、ATOKを使い始めてからこれまで困ったことは一度もなかった。一太郎(+ATOK)一筋で来たのは、変える必要性を感じなかったというのが率直なところです。何らかの理由で他の日本語入力システムを使わざるを得ないこともあるのですが、意識が操作の方に行ってしまって文章が書けない。書く内容に集中したいので、ATOKを使い続けたといってもいいかもしれません。

 今のATOKについて言えば、校正支援機能にずいぶん助けられています。国語の教師ではないので敬語の使い方が苦手だったりするのですが、この職業だと間違いが許されないんですね。例えば、公立学校の教員が講演などを行う場合、すごい枚数の読み上げ原稿を書いて、その内容でいいかを確認してもらう必要があるんです。でも、その原稿のチェックラインに国語の先生がいるかどうかはわからない。ヘタをしたら、尊敬語と謙譲語が混同した原稿がチェックを素通りしてしまう可能性もあるわけです。しかしATOKなら、それを指摘してくれる。この安心感は大きいです。

校正支援機能
ATOK 2006は、謙譲語と尊敬語の混同といった敬語の誤用や慣用句・ことわざの誤り、わかりにくい表現などをリアルタイムでチェックして、訂正候補や詳細な解説を表示する校正支援機能を装備している

名称変更アシスト機能
古い官公庁名や市町村名を入れると新しい名称を提示してくれるので、うっかりミスを防止できる

 あと、新名称でしょうか。文部科学省なら関係が深いので間違えることはありませんが、郵政省とか通産省とか、あまり関係のない分野はなかなか覚えきれません。でもATOKなら、古い名称を入れても新しい名称を示して直す手助けをしてくれる。

松井 仮名遣いとかもありがたいですね。「あれっ? どっちだっけ?」とか、ありますんで。

川越 この前も講演関連の原稿を書いていた際に、「配布」と「配付」のどちらを使うべきなのかふっと迷って、入力の手が止まったことがあったんです。すると、1テンポ遅れて意味や用例が表示され、「あぁ、間違えなくてよかった」と思ったことありました。

用字用語解説機能
意味や用例をその場で確認できるので、用字用語の誤りを未然に防止できる。1テンポ遅れて表示されるユーザーインタフェースも秀逸

松井 あの1テンポ遅れて出るところがいいんですよね。詰まったときにポッと出る。

川越 推測変換もそうです。Officeのオートコンプリートのようにダイレクトに入るのではなく、推測変換の候補が別に表示され、「Shift」キー+「Enter」キーで確定するという方法とか、お節介すぎないお節介をしてくれる。ツボを押さえていると思います。

松井 その場にダイレクトに入るのは困りますよね。途中で入力を止めたい場合など、どうすればいいか、迷うことがありますから。うっかり「Enter」キーを押すと確定されちゃいますし。

ITmedia 田中さんはどうでしょう。

「共同通信社記者ハンドブック辞書」の変換候補表示画面
「共同通信社記者ハンドブック辞書」を併用すれば、不適当な用語を誤って入力してしまった場合でも、記者ハンドブックのガイドラインに則った適切な言い換え候補を提示してくれる。これらを連携させることで、仕事の生産性を大幅に高めることが可能だ

田中 これまでに松井さんや川越さんがおっしゃったような、変換効率とか操作性の良さももちろんあるのですが、「共同通信社記者ハンドブック辞書」とか「角川類語新辞典」といった専門用語変換辞書や連携辞書が充実しているのも、ATOKを外せない理由です。記事を執筆したり編集する際に、記者ハンドブックのガイドラインに沿った用字用語を使ったり、さまざまな類語の候補の中から最適なものを選ぶことができる。仕事の生産性向上に直接つながる部分なので、やはりATOKは手放せませんね。

 あと、「ATOK Sync」も重要なポイントです。PC雑誌の編集者はいろいろな製品をじっくりと使い込む必要があるため、使用マシンを年に何回も入れ替えることが普通です。必要に迫られてOSを再インストールしなければならないこともままあるのですが、ATOK Syncを使えばユーザー辞書をインターネット上のディスクスペースに置いておけるので、マシンの入れ替えでもすぐに直前の状態まで戻せるし、OSが飛んだときなどでも今まで育ててきたユーザー辞書だけは守れます。PC雑誌の編集者のための機能ではないかと思うぐらい重宝しています。

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提供:株式会社 ジャストシステム
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年4月19日