うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月7日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Core Devicesは12月9日、Pebbleブランドのスマートリング「Pebble Index 01」を発表した。予約価格は75ドルで、出荷は2026年3月の予定だ。日本からも注文できる。
Pebble Index 01は「脳の外部メモリ」をコンセプトにしたというデバイスで、一般的なスマートリングのようなヘルスケアデータの計測には対応していない。
本体にはボタンとマイクを搭載しており、ボタンを押しながら話した内容がスマートフォンに転送される。転送された音声はローカルLLMで処理され、99以上の言語にテキスト変換できる。メモに追加したり、リマインダーに設定したりもできる。
電源は内蔵の銀酸化電位のみで、数年間は使用できるとのこと。約12〜15時間の録音が可能で、1日に10〜20回、1回あたり3〜6秒記録して、最大2年間使用できるという。充電には対応しておらず、バッテリーが尽きたらメーカーに返送することでリサイクルされる。つまり使い捨てのデバイスだが、バッテリーが切れる前にPebbleアプリから別のリングを注文するか通知が来るとのことだ。
Googleは12月8日、Android XR対応デバイスとして、2種類のAIグラスを開発中であることを明らかにした。Samsung、Gentle Monster、Warby Parkerと協力して開発を進めており、2026年の発売を予定している。
1つ目は、ディスプレイを搭載しない「AIグラス」だ。内蔵のスピーカー/マイク/カメラを活用し、Geminiとの自然な会話や写真撮影、周囲の状況に関する質問への回答などを行える。画面を見ずにAIアシスタントを利用することもできるという。
2つ目は、レンズ内にディスプレイを搭載した「ディスプレイAIグラス」だ。ターンバイターン方式のナビゲーションやリアルタイム翻訳の字幕表示など、必要な情報を視界内に直接表示できる。
Googleは「AIとXRが本当に役立つためには、ハードウェアが生活にシームレスに溶け込み、個人のスタイルに合う必要がある」とし、1つのフォームファクターでは全員のニーズに対応できないため、多様なデバイスをサポートする考えだ。
この他、XREALとの協業による有線接続型XRグラス「Project Aura」も初公開した。70度の視野角と光学シースルー技術を備え、こちらも2026年の発売を予定している。
相次ぐPC向けメモリ/ストレージ価格の“高騰” 台湾・台北は日本と比べてどうか調べてきた
相次ぐPC向けメモリ/ストレージ価格の“高騰” 台湾・台北は日本と比べてどうか調べてきた
「Plaud Note Pro」実機レビュー 画面搭載で何が変わった? “付ける”NotePinとの決定的な違い
Wi-Fiルーター「Aterm」のふるさとはどんな場所? NECプラットフォームズ掛川事業所の歴史に触れる【前編】
Wi-Fiルーター「Aterm」のふるさとは先端技術の“試験場” NECプラットフォームズ掛川事業所の中核工場を見てきた【後編】Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.