「日本人にこそ分かってほしい」 新MacBook Proの魅力MacBook Proインタビュー(3/3 ページ)

» 2006年10月27日 11時30分 公開
[林信行,ITmedia]
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旧モデルより39%高速、PowerBook G4比較では7倍も!

――さて、CPUが新しくなったことでユーザーが一番期待しているのがパフォーマンスの向上です。これは発表資料によると39%のスピードアップ、ということでいいのでしょうか。

服部 そうですね。総括していうとそういうことになりますが、もう少し具体的なパフォーマンスの違いを見てみましょう。

 こちらがアプリケーションベンチマークテストの結果ですが、例えばLogic Proのリバーブプラグインのテストで45%のパフォーマンスアップといった具合にさらに速い結果が出ることもあります。

 また、いまでも現役ユーザーが多いPowerBook G4と比べるとさらにその差がは顕著で、7倍以上高速という結果になります。例えばApertureでRAW形式のデーターを取り込む、といった操作では、PowerBook G4MacBook Proで非常に大きな差があるでしょう。数値で表すと1分当たり58%多くのRAWデータが取り込める形になっています。

旧MacBook Proに比べ約39%高速になった。アプリケーションによってはそれより遅くなることもあれば、速くなることもある
PowerBook G4との比較では7倍の性能を発揮。買い替えの理由としては十二分の性能向上だろう

――なるほど、文章では写真が表示されるテンポの差を伝えるのは難しいですが……音楽で言えばスローバラードとロックンロールくらいの差がありますね。

服部 またFinal Cut Proを使ったビデオ編集作業でも、PowerBook G4では直感的に作業するには、表示を中程度のクオリティに落とす必要がありましたが、MacBook Proであればフルクオリティでも快適に作業ができます。

 クリエイティブプロフェッショナルのユーザーにとっては、上下/左右ともに視野角が広く職場の同僚達と一緒に画面を覗き込んでも高い映像品質が得られることや、30インチのディスプレイが標準で利用できることも大きな魅力になると思います。

Windowsユーザーにも使ってほしい

――やはりMacBook “Pro”というだけあって、ターゲットにしているのは、そういったプロフェッショナルユーザーなんでしょうか。

服部 そうですね。もちろん、ハイエンドのコンシューマー層にも十分満足していただけると思っています。最近では、学会などでプレゼンテーションをする機会が多い医師の方々、ITエンジニア、教育関係の間でもMacの利用者が増えています。また、こだわりがある人が多いのか、パイロットの間でもMacを使う人が増えていると聞きます。

 それに加え、元々Windowsを使っていたという人が、Macを購入するケースも増えています。

――なるほど。Macに興味が湧いて「それじゃあ、ちょっとだけMacを試してみようか」と思ったとします。そういう人が5分だけMacをいじるとしたらどういう試し方をするのが一番いいでしょう?

服部 多くのWindowsユーザーがMacBookを触って驚くのがインスタントウェイクアップ、つまりスリープから復帰するスピードの早さです。ただ、Mac本来の魅力を体感してもらうのであれば、できれば使いやすさと楽しさが伝わるiLifeを試してみて欲しいですね。

鈴木 実は最近、Apple Storeのシアターで「2分でMacエクスペリエンス」が体感できるプレゼンテーションをやっています。PhotoBoothを触ることから始めて、iPhotoやMailとの連携を試すことができます。そうしたものに参加してもらってもいいかもしれません。

服部 MacもIntel製CPUを採用し、Windows機と同じアーキテクチャで動くようになったわけですが、そうなると今後はOSの違いがより重要になってきます。Macが採用するMac OS Xには、そのユーザビリティにおいても、先進性においても、はっきりとした優位性があります。Windows Vistaに搭載予定とされている機能の多くはすでに現在のMac OS X上で実現しているものですから。

 これまで我々はそうしたことを十分に伝え切れていなかったところがあったかもしれません。これからさらに頑張ってMacの魅力を伝えていきたいですね。

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