第3回 複合機8モデルの各種機能を徹底的に比較する:複合機06年モデル徹底攻略ガイド(3/4 ページ)

» 2006年11月29日 17時30分 公開
[林利明(リアクション),ITmedia]

メモリカード/デジタルカメラダイレクト印刷

 ダイレクト印刷機能は、メモリカードスロットの種類に注目したい。いずれも各種カードに対応するが、キヤノンのモデルはxDピクチャカードのスロットが搭載されていない。一方、エプソンと日本HPはスマートメディアのスロットが省かれている。いずれもカードアダプタを経由すれば利用できるが、これらのメディアに対応するデジタルカメラのユーザーは注意してほしい。デジタルカメラとUSB接続してダイレクト印刷が行えるPictBridgeは、C5180以外のモデルで対応している。

 最近はワイヤレス接続でのダイレクト印刷機能も注目されているが、エプソンのモデルは高速赤外線通信のIrSimple、キヤノンのモデルはIrDA 1.2の赤外線通信機能を標準装備している。C7180については、Bluetoothを搭載するほか、iPod内の画像データをダイレクト印刷する機能(iPodの対応状況はこちら)を持つなど、豊富な機能が目立つ。Bluetoothについては、オプションで対応するモデルも多い。

 このほか、PM-A970はデジタル一眼レフカメラなどのRAWデータをメモリカードからダイレクト印刷することが可能だ。ニコン、エプソン、オリンパス、ペンタックスなど、主要メーカーのデジタル一眼レフカメラのRAWデータに対応する。PM-A970とPM-A920については、デジタルカメラで撮影した動画(MOV、AVI、MPEG1)を12コマの静止画で割り付け印刷する機能も持つ。

PM-A970:直接セットできるのは、コンパクトフラッシュ、マイクロドライブ、SDメモリーカード、xDピクチャーカード、メモリースティック(PRO対応)だ。SDHCメモリーカードやxDピクチャーカードType M/Type Hにも対応し、アダプタ経由でほとんどのメディアが使える。高速赤外線通信のIrSimpleを標準で備え、Bluetoothにはオプションで対応する
MP960:メモリカードを挿入してプッシュ式のカバーを閉めても、アクセスLEDを確認できる。miniSDメモリーカードなどの小型メディアや、xDピクチャーカードを利用するにはアダプタが必要だ。インタフェース関連では、IrDAの赤外線通信機能を標準装備。赤外線の受光部は本体前面の右側下部だ。オプションでBluetoothユニットも用意されている

PM-A920:メモリカードスロットの仕様はPM-A970と同じ。スロットは2つだが、アダプタの使用も考えると大部分のメディアに対応する。PCではリムーバブルドライブ×1と認識される仕様だ。インタフェースは高速赤外線通信のIrSimpleを標準で装備し、Bluetoothにはオプションで対応する
MP810:左側のスロットはコンパクトフラッシュとマイクロドライブ、右側のスロットはSDメモリーカード/メモリースティック(PRO対応)/スマートメディアだ。小型メディアとxDピクチャーカードにはアダプタが必要。IrDAの赤外線通信機能を標準装備し、オプションでBluetoothにも対応する
C7180:コンパクトフラッシュ用、SDメモリーカード用、xDピクチャーカード用、メモリースティック用と独立4スロットの構成だ。小型メディアにはアダプタが必要となる。Bluetoothを標準装備。画像対応のiPodを直結し、iPodに保存した画像をダイレクト印刷できるのも大きな特徴だ

PM-A820:コンパクトフラッシュやマイクロドライブのスロットと、SDメモリーカード/メモリースティック(PRO対応)/xDピクチャーカードのスロットがある。高速赤外線通信のIrSimpleを標準で装備し、Bluetoothはオプションでサポートする
MP600:メモリカードスロットの対応状況は、MP960やMP810と同じだ。PCからは1つのリムーバブルドライブで認識され、デフォルトではPCから書き込み禁止になっている。IrDAの赤外線通信機能を標準で備え、Bluetoothにもオプションで対応する
C5180:コンパクトフラッシュ、SDメモリーカード、xDピクチャーカード、メモリースティック(PRO対応)の独立4スロットを持つ。miniSDメモリーカードやメモリースティックDuoなどの小型メディアはアダプタ経由で使う。IrDAやBluetoothは対応していない
ダイレクト印刷
モデル名 PM-A970 MP960 PM-A920 MP810
搭載カードスロット CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、スマートメディア CF TypeII、SDメモリカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、スマートメディア
PictBridge ○ ○ ○ ○
赤外線通信 IrDA 1.3 IrDA 1.2 IrDA 1.3 IrDA 1.2
Bluetooth 別売 別売 別売 別売
iPod写真プリント × × × ×
モデル名 C7180 PM-A820 MP600 C5180
搭載カードスロット CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード CF TypeII、SDメモリカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、スマートメディア CF TypeII、SDメモリーカード/MMC、メモリースティック(PRO対応)、xDピクチャカード
PictBridge ○ ○ ○ ×
赤外線通信 × IrDA 1.3 IrDA 1.2 ×
Bluetooth ○ 別売 別売 ×
iPod写真プリント ○ × × ×

インデックスシート

 メモリカード内の画像データをサムネイルで印刷し、マークシート方式で印刷の設定が行えるインデックスシートは、各モデルとも搭載している。インデックスシートの仕様はどれも似ているが、キヤノンのものは自動画質補正や赤目補正のメニューが選べるなど、多少高機能になっている。いずれのメーカーのインデックスシートも印刷枚数は最大3枚まで指定可能だ。

エプソン:用紙種類は写真用紙のみだが、サイズ指定は豊富だ。新たに追加された用紙のKGサイズも選べる。画像補正の選択肢はないが、通常はデフォルトのオートフォトファイン!EXで問題ない
キヤノン:用紙とレイアウトの選択肢が豊富で、日付印刷、自動写真補正、顔明るく補正、赤目補正を一括指定できる。給紙場所(前面カセット/背面フィーダ)の指定も可能と、使い勝手は良好だ
日本HP:用紙の種類とサイズは自動的に判別されるため、マークする設定が少ないのは利点だ。ただし、L判のみマーク指定が必要で常にフチなし印刷となる。画質補正の指定には対応していない

その他の付加機能

 以上に挙げた機能のほかにも、各モデルはさまざまな機能を備えている。特にC7180は、FAX機能、100BASE-TX/10BASE-Tの有線LAN、IEEE801.11g/b対応の無線LANを標準搭載しており、機能の豊富さが光る。C5180についても有線LAN機能を搭載するので、市販のイーサネットコンバータで無線化するのもよいだろう。

 前述したが、PM-A970はデータバックアップ用のCD-RW/DVD-ROMコンボドライブを搭載している点で、他機種と大きく異なる。また、エプソンの3モデルについては、本体のみでスキャンした画像データをJPEGもしくはPDFファイル化してメモリカードに保存する機能も持つ。保存場所の指定や、複数の書類を1つのPDFファイルにまとめるような設定はできないが、PCを使わずに紙焼き写真や書類をデータ化できるのはユニークだ。

C7180:IEEE801.11g/b対応の無線LANを標準搭載しているため、家庭内LANを無線化している環境では重宝するだろう。有線LAN、Bluetoothも装備する
PM-A970:前面にCD-RW/DVD-ROMコンボドライブを搭載している。簡単なアルバム作成機能もあり、CD-ROM/DVD-ROMからのダイレクト印刷も可能だ

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