4月後半からは、各メーカーからCPUクーラーが続々と登場した。「CPUクーラーコーナーの入れ替えが忙しくなると、夏が来たなあと実感します」(TSUKUMO eX.)とのことで、2007年のアキバもようやく夏モードに突入した。
特に店頭で注目を集めていたユニークなCPUクーラー5モデルを紹介したい。
18日に登場したarctic-coolingの「Freezer 64 LP」は、3本のヒートパイプをファン付きのフィンで挟み、中心に向けて送風することで効率的に発熱する仕組みを採用している。全高は65ミリで、コンパクトサイズのケースにも余裕で乗せられる。AMD系CPU向けの製品で、Socket AM2/940/939/754に対応する。
26日に登場した「ダイナマイトDECA★2階建」は、フィンで12センチファンを上下に挟んだ形状が特徴。7色に光るファンを搭載した「ダイナマイトDECA★2階建RAINBOW」もラインアップしている。対応ソケットはLGA775/Socket 478、Socket AM2/939/940/754。
サーマルティクからは、27日に2モデル登場。回転するファンに騒音値と温度が浮かび上がる「BlueOrb FX」と、左右にそびえ立つ銅製フィンに11センチファンを挟んだ「V1」だ。それぞれ独特の形状を備え、TSUKUMO eX.の展示コーナーでは注目の的となっていた。対応ソケットはBlueOrb FXがLGA 775とSocket AM2で、V1はさらにSocket 939/754でも使える。
3R SYSTEMの「iCEAGE 120」も26日に登場。水冷キット「POSIDON」で有名なメーカーで、空冷のCPUクーラーが出回るのは、国内では初めて。タワー型のフィンに12センチファンを装着する仕組み。LGA 775、Socket AM2/939/940/754に対応する。


サーマルティク「BlueOrb FX(CL-P0333)」。価格は6000円弱(写真=左)。サーマルティク「V1(CL-P0401)」。価格は8000円弱(写真=中央)。3R SYSTEM「iCEAGE 120」。価格は5000円弱(写真=右)
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