Athlon 64 X2/X2シリーズに続き、Core 2 Duoの価格改定も噂されたが、現時点で多くのショップがこれを否定している。その代わりに、今週のアキバは新型のCore 2 Duoの話題で持ちきりになっていた。発売が解禁になる7月22日(日)には、いくつかのショップが深夜販売を決行する。
金曜日の時点で深夜販売を決定していたのは、TSUKUMO eX.とフェイスアキバ店、ツートップ秋葉原店、ドスパラ秋葉原本店の4ショップ。TSUKUMO eX.は“Core 2 ガールズ”2名によるカウントダウンやゲーム大会を実施するほか、“神様”ことインテルの天野氏とライターの高橋敏也氏によるトークセッションを予定している。ほかのショップも特価品をそろえ、土曜日の22〜23時からシャッターを開く。
深夜販売が予定されているのは、FSB 1333MHzで動作するCore 2 DuoとCore 2 Quad、Core 2 Extremeの3シリーズ。従来モデルに比べて平均的に処理能力が向上しているだけでなく、コストパフォーマンスも高くなっている。例えば、現行で一番人気のCore 2 Duo E6600は、動作クロック2.4GHzで価格は2万9000円前後。これに対して2.66GHzで動作する新型の“E6750”は2万7000円前後(金曜日時点での予価平均)で販売される(→関連記事:FSB1333MHzで性能はどうなる?──「Core 2 Extreme QX6850」「Core 2 Duo E6750」を検証する)。
TSUKUMO eX.は「お祭りできる機会があれば、ガンガン実行していきたいですね。多少規模が小さくても、街が盛り上がるのは確かですから」と、Windows Vista以来の一大イベントに意欲を燃やしていた。
一方、ほかの参加ショップからは煮え切らないコメントも聞かれる。ある店員さんは「高性能なCore 2シリーズが登場するといっても、ブランドが変わるわけでもないし、前評判で盛り上がっているわけでもない。はっきりいって人が集まるか心配ですよ。ウチのトップがやれといったから、やりますけど」と、率直に語る。
どちらの意見も一理あるが、参加ショップ数を見る限り、今回は後者の考えがやや優勢の様子。不参加を明言するT-ZONE.PC DIY SHOPは「ウチは普段通り。日曜日には、Core 2シリーズとセットで、サムスン製のDDR2 667 1Gバイトメモリ2枚セットが計8960円で買える特価キャンペーンを行いますよ」と、深夜イベントとは違う路線で、独自の企画を準備していた。
ちなみに、ドスパラ秋葉原本店は、金曜日の時点で従来のCore 2シリーズがほとんど売り切れになっていた。「新モデルが登場すれば、人気は確実に移行します。従来モデルを残していても、来週以降売れなくなるのは目に見えていますからね」。
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