“スリムだけど、こってり”なキーボード――MS「Wireless Entertainment Desktop 8000」:ちょっと気になる入力デバイス(1/2 ページ)

» 2007年11月09日 16時00分 公開
[王深紅,ITmedia]

マイクロソフトが放つ「究極のキーボード」

「Wireless Entertainment Desktop 8000」のパッケージ

 米国から遅れること数カ月、ついに日本でも「The ultimate」な充電式キーボードとマウスが登場した。今回取り上げるマイクロソフトの「Wireless Entertainment Desktop 8000」は、以前掲載した「Wireless Entertainment Desktop 7000」の上位モデルに当たり、同社のキーボード&マウスシリーズでフラッグシップに位置付けられる製品でもある。

 2.4GHz帯のBluetoothを使ったキーボードとマウス(受信範囲は半径10メートル)は、これまでのWireless Entertainment Desktop 7000をベースにしている。エルゴノミクスデザインを採用したボディや厚さ7〜19ミリというスリムキーボードも変わりない。特にマウスはWireless Entertainment Desktop 7000に付属し、単体販売もされている「Wireless Laser Mouse 8000」の色違い(ライトグレーとシルバー)バージョンだ。利き手を選ばない左右対称のデザイン、読み取りに1000dpi/6000fpsのレーザーセンサを内蔵する点、ニッケル水素充電池(1.2ボルト 2000mAh)1本で約4週間利用できるのも共通である。したがって、今回は従来モデルとの相違点/進化点を中心に見ていこう。

Wireless Entertainment Desktop 8000(写真=左)とWireless Entertainment Desktop 7000(写真=右)

細かなブラッシュアップを積み重ねた超多機能モデル

 まず大きな変更点としては、充電式電池の採用と4ポートのUSBハブ(USB 2.0対応)を兼ねた充電スタンド、そしてACアダプタがパッケージに付属したことだ。キーボードは従来モデル同様、単3乾電池4本を使う仕様で前述のマウスと同じ容量のニッケル水素充電池がセットになっている。ACアダプタはサイズが46(幅)×106(奥行き)×29(高さ)ミリ、重量が約290グラムとA4サイズのノートPCに付属するタイプと同程度のもので、これをUSBハブのケーブルに接続すれば充電が可能になる。

 なお、キーボードとマウスとも充電中はLEDランプが緑色に点滅する。また、充電機能を備えたUSBハブはACアダプタを接続しないとUSBハブとして機能しない。ちなみに本機のバッテリー駆動時間は、米国のTechnical Data Sheetによるとキーボードが標準状態で約1カ月、キーボードバックライトオフ時で約2.5カ月、常時オン時で約4日となっている。充電は約20分で1時間の使用が可能になり、約5時間で満充電だ。マウスは約3週間利用でき、充電時間は約100分となっている。

 充電器を兼ねたUSBハブはサイズが135〜149(幅)×105(奥行き)×21(高さ)ミリ、重量が約350グラムと小さくはないが、1台でキーボードとマウスを同時に充電でき、4ポートのUSBハブ機能を備えていることを考えれば妥当なところだろう。ちなみに、底面にあるポートはBluetoothのレシーバーがすっぽりとはまるようになっており、PCのUSBポートを使わずにすむ。キーボードとUSBハブの接点部分にはマグネットが内蔵され、外れにくくなっているのも気が利いている。その半面、USBハブのポートが底面部分にあるので機器の接続がやりづらく、厚みのある製品(USBメモリキーなど)を接続するとUSBハブ自体が傾いてしまうのはいただけない。

付属マウスは市販されているWireless Laser Mouse 8000の色違いバージョン(画面=左)。Bluetoothのレシーバーは小柄だ。マウスは充電台の真上に置くだけですみ、右向き/左向きの両置きに対応している(写真=中央)。充電台は4ポートのUSBハブとしても機能する(写真=右)。底面にあるポートはBluetoothのレシーバー接続用だ

 キーボード自体では、ボディカラーが7000のブラック/シルバー/グレーの組み合わせから、シルバーを基調にグレーのツートーンに改められ、インテリアとの調和がさらに取りやすくなった。また、キーボード内にバックライトを内蔵し、それにともなってキートップのシルク印刷が透過型になり、暗い部屋や映画鑑賞時などでも操作がしやすくなっている。Escボタンの左上にはMacBook Proのように環境光センサを内蔵し、あわせてF11とF12にバックライトの調整ボタンが割り当てられた(7000では上書き保存と印刷)のも見逃せない。

 バックライトはキーボードに触れたり、手を近づけると自動的に点灯し、キーボードに触れないでいるとバックライトが自動的にオフになるインテリジェンスなもの。消灯時も徐々に暗くなり、最後に中央下部にあるWindowsキーが点滅してから消えるというのも心憎い。

 細かいところでは、キーボード右上(HomeおよびEndキーの上)にCaps LockやScroll Lock、ナビゲーション パッドのステータス(パッド/十字ボタン)などを表示するランプが追加されたり、キーボードのMicrosoftロゴがシルク印刷からエンボス仕様になっていたりと、上位モデルらしいこだわりが満載だ。

Wireless Entertainment Desktop 7000のキーボード(写真=左)と同8000のキーボード(写真=中央)。カラーリングが大きく異なっているのが分かる。底面に4本の単3ニッケル水素充電池を内蔵する(写真=右)

キーボードバックライトの点灯イメージ。キーボードに手を近づけるだけで点灯するギミックが心憎い

キーボードの左側にナビゲーション パッドのクリックボタンや拡大鏡、Windowsガジェットボタンをはじめ、メディアコントロールボタンが用意される(写真=左)。右側上部には28×29ミリのナビゲーション パッドとカーソル操作/十字ボタン操作を切り替えるスイッチ、Windows Media Centerスタートボタンなどが並ぶ(写真=中央)。最厚部でも19ミリ、最薄部は7ミリとスリムだ(写真=右)。スタンドは2段階の切り替え式で、重量は電池込みで約820グラムある

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月26日 更新
  1. 実売3万9800円でノートPCを3画面化! ソースネクストのデュアル拡張ディスプレイ「DGP-DMD1401」を試す (2026年09月25日)
  2. AndroidとChromeOSが融合した次世代PC「Googlebook」の実機を見てきた ――AI統合で何が変わるのか? (2026年09月25日)
  3. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  4. なぜ競技用ゲーミングPCは光らない? HPSC久木留所長とマウス軣社長が語るアスリート支援の未来 (2026年09月24日)
  5. 「これはわれわれにとってのTGSだ」 ロジクールGが年に一度の旗艦イベント「Logicool G PLAY Tokyo 2026」を開催 熱気あふれる会場を現地レポート (2026年09月25日)
  6. “Vision Pro級”のMR体験が約100gの軽量グラスで? 最新の「Meta VR Glasses」を試して分かった圧倒的な快適性 (2026年09月25日)
  7. ロジクールGの新型マウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」や8K対応キーボード「PRO X2 RAPID」を見てきた (2026年09月24日)
  8. 12インチ「Surface Pro」と13インチ「Surface Laptop」に個人向けの第2世代が登場 Snapdragon X2 Plus搭載でメモリは最大24GBに (2026年09月24日)
  9. 天空がCore Ultra 5を搭載した10.51型2in1ノート「TENKU Note Pro AI」を発売 (2026年09月24日)
  10. “AIスマホ”としての個性がより鮮明に 望遠カメラ刷新&AI処理が飛躍した「Pixel 11 Pro」 の実力とベンチマーク結果を検証 (2026年09月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー