5万円で買える地デジ対応ワイド液晶ディスプレイ――「LCD-DTV191XBR」実力診断リモコンで軽快操作(3/3 ページ)

» 2007年11月29日 11時15分 公開
[前橋豪,ITmedia]
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低価格でデジタル放送対応を実現した貴重な1台

 最後に冒頭の話を繰り返すようだが、ほんの2〜3年前までは、アナログTVチューナーを搭載した液晶ディスプレイが多くのメーカーから発売され、1つの製品ジャンルとして市場に定着していた。

 しかし、地上アナログ放送の停止を2011年に控え、市場からはアナログTVチューナー搭載の液晶ディスプレイが姿を消しつつある。にもかかわらず、デジタルTVチューナーを備えた液晶ディスプレイが増えてくるというわけでもなく、TV機能付きの液晶ディスプレイという製品ジャンルは衰退の一途をたどっていた(一方で、AV入力対応のワイド液晶ディスプレイというジャンルが台頭した)。

 実際、デジタルTVチューナーを標準装備した液晶ディスプレイを作るには、それ相応の映像処理回路やチューナーユニットが必要になるし、国内ならではの決まりごととしてB-CASカードを採用しなければならない。アナログTVチューナーを載せるよりもコストがかかるため、製品化は一筋縄ではいかないのだ。大量生産される大型の液晶TVが急速に値下がりしている中で、家電の薄型TVほど大きな需要が見込めないうえにコスト高になりがちなデジタルTVチューナー付き液晶ディスプレイは、落としどころが難しい製品といえるだろう。

 とはいえ、TV機能付きの液晶ディスプレイに一定のニーズがあることは、アナログTVチューナー搭載モデルの実績から明らかだ。アイ・オー・データ機器が今回投入したLCD-DTV191XBRは、これまで難しかった地上デジタル放送対応のワイド液晶ディスプレイを低価格で提供することを試みた実に意欲的な製品に仕上がっている。

 残念ながら低価格化のために搭載できなかった機能もあるが、地上デジタル放送の受信モジュールを自社開発することで、操作のレスポンスや使い勝手を高めるなど、同社らしい工夫が好印象だ。PC用のワイド液晶ディスプレイで地上デジタル放送やゲーム機との接続も楽しみたいと考えている人にとって、LCD-DTV191XBRは低予算で要求を満たしてくれるかもしれない貴重な存在といえる。今後はより大画面のモデル、できればフルHD対応で24インチ以上のモデルを投入してくれることを期待したい。

LCD-DTV191XBRの主なスペック
パネルサイズ 19インチワイド
表示エリア(H×V) 408.2×255.2ミリ
画面解像度 1440×900ドット
画素ピッチ 0.284×0.284ミリ
視野角 上下/左右とも160度
輝度 300カンデラ/平方メートル
コントラスト比 1000:1
応答速度 5ms
PC入力端子 D-Sub 15ピン
ビデオ入力端子 D4、S-Video/コンポジットビデオ共用
音声入力端子 ステレオミニ、RCAステレオ×2
音声出力端子 ヘッドフォン(ステレオミニ)
スピーカー 2.5ワット+2.5ワット
TVチューナー 地上デジタル(UHF 13〜62ch/CATV 1〜63ch)
チルト角度 上20度/下5度
スイベル角度
高さ調節
縦画面表示
VESAアームマウント規格 100×100ミリ
電源 本体内蔵
消費電力 最大70ワット、待機時5.5ワット
本体サイズ 460(幅)×191(奥行き)×371(高さ)ミリ
重量 約5.9キロ

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