低価格ワイドノートでVistaはどこまで使えるのか? 「Endeavor NJ2100」を検証するキャンペーン適用で5万円台(2/2 ページ)

» 2008年02月28日 18時16分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
前のページへ 1|2       

Vistaに最適化され着実に進歩したシステム性能

 それではパフォーマンスを見ていこう。評価機は、CPUにCeleron 530、メモリ1Gバイト、80GバイトHDD、DVD-ROMドライブに、1280×800ドット表示のディスプレイを選択している。メモリ容量だけ見れば、Windows XPでもVistaでも快適に動作する、いかにもベーシックノートPCらしいスペックだ。今回はWindows XP Home Editionプリインストールモデルだが、NJ2050との比較の意味も込めて、Windows Vista Home Premiumをインストールし直した構成でのベンチマークテストも行っている。

PCMark05(画面=左)、3DMark06(画面=中央)、FFベンチ(画面=右)

 結果を見ると、PCMark05はWindows XPで2000を超え、Windows Vistaでも1900台となった。オンボードグラフィックスのノートPCとしては悪くないスコアだし、これはPCMark05でも3D描画性能の評価が含まれているからであって、2D描画に関しては必要十分なパフォーマンスだ。一方、3D描画は3DMark06やFFベンチのスコアを見る限り、最近の3Dゲームに適したパフォーマンスではなく、この点に関してはあまり期待を持たないほうがよいだろう。

BTO可能なCPUでは最も低速なCeleron 540でも一番低いサブスコアが3.1だった。Windows Vistaを十分快適に利用できるはずだ

 Windows Vistaのエクスペリエンス インデックスでは、最低のサブスコアが3.1となり、Aero Glassを快適に利用可能な指標となる3.0は超えている。NJ2050のレビューではグラフィックスの2.3が気になったが(ちなみにNJ2050をレビューした際のメモリのスコアは、512Mバイトメモリ+オンボードグラフィックスでの評価なので比較できない)、これが3.1となった点は大きい。これならばWindows Vistaを選択する場合にもAero Glassが利用できるエディションを安心して選択できるだろう。

 また、実際にWinoows XPとVistaでブラウザやオフィススイートを使用してみたが、これといって処理を待たされる印象はなく、快適に利用できた。動画再生に関しても、SD解像度であれば(YouTubeやニコニコ動画のFLVも含めて)まったく問題はない。HD映像もWMV HDであればWindows XPでは1080pまで、Windows Vistaでは720pまでコマ落ちなく再生が可能だったし、Windows VistaではWMV HDを再生したままでのフリップ3Dもストレスなく動作した。BTOで最も低速なCPUでこれなのだから、日常的な利用においてストレスを感じるようなことはまずなさそうだ。

画面はWindows XPで1080p(1920×1080ドット)のWMV HD動画を再生中のCPU使用率。全体的に80%前後を推移している(画面=左)。こちらはWindows VistaでAero Glass有効時の720p(1280×720ドット)のWMV HD動画再生中のCPU使用率。90%前後の高いCPU使用率だが、統計情報で確認してもコマ落ちがないことが分かる(画面=中央/右)

長く使える低価格ワイドノート

 NJ2100は、低価格なエントリーモデルということもあり、さすがに機能面で特筆すべき部分は多くない。しかし、使い勝手の部分は洗練されているし、上位機種である「NJ3000」シリーズとも共通のシャシーは強度にも不安がなく、例えばディスプレイを開いたまま持ち上げた場合などでもたわみなどは一切感じなかった。この基本に忠実な作りのよさは、低価格ノートPCでも長く使いたい人には魅力だろう。

 すでに冒頭でも触れたが、BTOによって自分好みのマシンを仕立てられる自由度の高さも健在だ。高解像度な1440×900ドットディスプレイを選択するとCPUの選択肢が狭まるといったこともなく、用途に応じたむだのない構成で購入できる点も低価格ノートだからこそ重要なポイントとも言える。

 ノートPCの買い替えを機にWindows Vistaの導入を考慮している人はもちろんのこと、将来的なWindows Vistaの導入を踏まえながら、そろそろ期限の迫りつつあるWindows XP搭載ノートPCを探している人にとって、エプソンダイレクトのEndeavor NJ2100は魅力的な選択肢の1つだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  9. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
  10. 「GeForce NOW」がサービスをアップデート Apple Vision ProやMeta Questで最大90fpsのゲーミングが可能に (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年