“高速な”Vista SP1の登場で「Ultimate」が売れている?:5分で分かった気になる、2月のアキバ事情(2/2 ページ)

» 2008年03月05日 17時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]
前のページへ 1|2       

低価格で消費電力も控えめな「GeForce 9600 GT」が一斉デビュー

GeForce 9600 GTカードの数々。フェイス パーツ館にて

 2月22日に、NVIDIAの新GPU「GeForce 9600 GT」を搭載したグラフィックスカードの発売がスタートした。価格は2万円強から3万円弱で、在庫は3月初旬現在も潤沢。

 GeForce 9600 GTは、Direct X 10やPCI Express 2.0に対応し、消費電力が従来モデルより低く設計されているのも特徴。「G92世代のGeForce 8800 GTのエントリークラスという位置付け」(クレバリー1号店)だ。

 エントリークラスの製品のため、発売直後から飛ぶように売れているわけではないが、徐々に売れ行きが上向いている状況という。複数のショップは「派手さはないが、堅実な製品」という評価を下す。「GeForce(NVIDIA)はミドルレンジでも1スロット型のクーラーでは厳しくなっていましたが、今回登場したGeForce 9600 GTカードなら発熱の問題に悩むことはないでしょう。ロングヒットするカードだと思います」(T-ZONE.PC DIY SHOP)とのことだ。

 ちなみに、最初からオーバークロックモデルや、メーカーオリジナルのクーラーを搭載した製品が出回っているが、これはNVIDIAのミドルレンジクラスのカードに見られる特徴らしい。

 某ショップは「NVIDIAは、ミドルレンジ以下のGPUの場合、チップの出荷から発売までの期間を長くとるようです。このため、グラフィックスカードベンダーも開発に余裕が生まれ、初回から独自の工夫を施した製品が出せるようになるわけです。ASUSTeKやELSAといった、テストに長期間かけるメーカーでも発売解禁日に間に合うのは、そういった事情があるみたいですね」とコメントしていた。

ECS「9600G-512MX」。こちらはリファレンスデザインを採用している(写真=左)。MSIはオーバークロックモデル「N9600GT-T2D512J-OC」に、独自クーラーを搭載してきた(写真=中央)。なお、Direct X 10.1には非対応。このため、同規格をサポートする次世代GPUがまもなく登場するのではとの憶測も広がっている(写真=右)

冬でも注目される巨大CPUクーラー「OROCHI」

サイズ「OROCHI」

 1月後半から2月初旬にかけては、PCパーツメーカーや工場が多数拠点を置く東アジア諸国で旧正月シーズンとなるため、例年新製品があまり登場しない期間となる。そのなかで話題を集めていたのが、2月中旬に登場した巨大CPUクーラー「OROCHI」だ。

 OROCHIは、120(幅)×194(奥行き)×155(高さ)ミリと、CPUクーラーとしては破格の大きさで、巨大なフィンを10本の銅製ヒートパイプが貫通している。14センチファンを1基付属しているが、TDP 65ワット以下のCPUならファンレスで十分な排熱が可能という。対応ソケットはLGA775、Socket 478/754/939/940/AM2。本体の重量は1155グラムだ。

 その大きさゆえに、注目を集めるものの、PCケースとの干渉を気にしてか購入するユーザーは少なめ。フェイス パーツ館は「高さが155ミリありますからねぇ。ケースによっては側面ファンや電源ユニットベイと干渉してしまう。ただ、ここまでブッ飛んだアイテムが店頭に並ぶのは、ちょっとうれしいです」と複雑な気持ちを語っていた。

10本のヒートパイプ(写真=左)。ATX電源ユニット並の大きさを誇る(写真=中央)。付属の14センチファン。ねじ穴は一般的な12センチファンと同じだ(写真=右)

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月07日 更新
  1. メーカー自身がバックドアを仕込み、犯罪集団に“販売” 乗っ取られたTV用端末130万台超、Googleが遮断 日本の警察庁も参加 (2026年11月05日)
  2. Windows PC向けゲームの「ロード待ち」はなぜ起こる? 背景に過去との「互換性」 (2026年11月05日)
  3. 画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点 (2026年11月06日)
  4. 耳をふさがないEDIFIER「Comfo Bass Pro」は朝から夜まで充電不要 1万円強でLDACとDolby Audio対応、在宅勤務の“つけっぱなし”にピッタリ (2026年11月06日)
  5. 初登場時の約3倍! でも“通常価格”の120万円台に高騰した「GeForce RTX 5090」――それでもアキバで買い手が途絶えない理由 (2026年11月07日)
  6. 手書き文書の文字起こし+会話録音も可能なスマートノート Makuakeで先行販売を開始 (2026年11月05日)
  7. ミュンヘン市はなぜ再びオープンソースソフトウェアへ回帰するのか? 脱Microsoftを巡る欧州の最新事情 (2026年11月04日)
  8. ソニー、初代ウォークマン付属ヘッドフォンをイメージしたType-C有線ヘッドフォン (2026年11月07日)
  9. 月1200ドルのAIコストが電気代20ドルで済む? NVIDIA「RTX Spark」搭載PCのデモで見えた“ローカルAI”の実力 (2026年11月04日)
  10. 価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと (2026年11月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー