連休ですが、取り急ぎ「3DMark Vantage」を試してみましたイマドキのイタモノ(2/2 ページ)

» 2008年05月02日 13時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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一新されたGraphics TestsとCPU TestsはDirectX 10が必須

 3DMark Vantageには、2種類のGraphics Testsと2種類のCPU Testsが収録されるほか、Feature Testsとして「Texture fill rate test」、「Color fill rate test」、「POM Shader test」、「Cloth simulation test」、「Particle simulation test」、「Shader math test」が用意される。

 Graphics TestsもCPU Testsもそれぞれ新しいシナリオが用意され、テスト内容が一新されている。3DMark Vantageのホワイトペーパーによると、Graphics Test 1として用意された「Jane Nash」では、「Physical GPU simulations」と「Multiple dynamic lights」、 「Complex surface lighting models」が導入され、Graphices Test 2の「Calico」では、「Parallax Occlusion Mapping」、「True Impostors」 、「Volumetric fog」が使われていると説明されている。

Graphics Test 1「Jane Nash」

Graphices Test 2「Calico」

左は「AI Test」(CPU Test 1)で、右はPhysics Test (CPU Test 2)

フレームレートは10fps台とかなり重い

 ベンチマークテストの総合結果となる「3DMarks」の値は、3DMark06と同じように、Graphics TestsとCPU Testsの結果を決められた数式にしたがって算出されるが、それに加えて、3DMark VantageではPresetsで用意された設定条件を使ったときだけ、3DMarksが表示される。ユーザーが解像度やフィルタリング条件を変更した場合は、GraphicsとCPUそれぞれの個別結果しかでてこない。

 3DMark Vantageで測定した結果は、3DMark06とどれだけ異なるのか、クアッドコアのPhenom(エンジニアリングサンプルを2.6GHzで動かした)とAMD 790FXマザー、そして、GeForce 9800 GTXの組み合わせで測定した。設定条件は、3DMark Vantageに用意された各Preset設定と、それぞれの解像度とフィルタリング設定を合わせた3DMark06の測定結果を並べている。

 また、参考データとして、解像度とフィルタリング設定を1600×1200ドット、non Multisampleにしたまま、レンダリングクオリティ設定を「Entry」「Performance」「High」「Extreme」に変更した場合の値の変化も調べてみた。

 NVIDIAは、3DMark Vantageに最適化したForceWare 175.12のβ版を評価用として配布している。これと、現在公式バージョンとなっているForceWare 174.74のそれぞれで測定したデータも紹介しておこう。数値の上では、ローエンドマシンを想定した“Entry”モード以外でForceWare 175.15β版を適用すると測定結果は向上している。

 なお、Graphics Testsの結果はフレームレートなので、ベンチマークテストの「重さ」がそれなりに把握できる。いずれも10fps台とかなり重いことが分かるだろう。先にあげた構成で3DMark Vantageを“Extreme”モードで2つのGraphics Testsと2つのCPU Testsを動かした場合、測定にかかる時間はおよそ9分であった。

3DMark Test Entry Performance High Extreme
3DMark Vantage 3DMarks 16218 5729 3560 2105
Graphics Test 1“Jane Nash” 58.68 14.47 9.39 6.13
Graphics Test 2“Calico” 75.66 15.64 9.49 5.73
AI Test (CPU Test 1) 1113.80 1116.87 1110.00 1117.48
Physics Test (CPU Test 2) 13.58 14.01 14.03 13.90
3DMark06 3DMarks 12941 12484 10119 7692
SM2.0 Graphics Test 1:Return to Proxycon 42.52 42.37 38.93 29.66
SM2.0 Graphics Test 2:Firefly Forest 42.64 42.54 36.80 26.74
HDR/SM3.0 Graphics Test 1:Canyon Flight 67.60 56.87 37.42 28.31
HDR/SM3.0 Graphics Test 2:Deep Freeze 54.36 53.76 36.69 23.63
CPU Test 1 1.18 1.23 1.19 1.23
CPU Test 2 1.77 1.81 1.80 1.76

3DMark Test 1600×1200ドット,Entry 1600×1200ドット、Performance 1600×1200ドット、High
3DMark Vantage Graphics Test 1“Jane Nash” 10.26 9.56 8.81
Graphics Test 2“Calico” 10.45 9.84 8.61
AI Test (CPU Test 1) 1120.15 1118.83 1120.65
Physics Test (CPU Test 2) 13.86 14.10 14.13

3DMark&ForceWare Entry Performance High Extreme
3DMark Vantage FW174.74 16309 5698 3544 2035
3DMark Vantage FW175.15β 16218 5729 3560 2105

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