Windows XP環境で「HP 2133 Mini-Note PC」を試すXPなら3倍速!?(1/2 ページ)

» 2008年05月27日 17時17分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

ハイパフォーマンスモデルにはOSのダウングレード権が付属

HP 2133 Mini-Note PC ハイパフォーマンスモデル

 前回の記事では、プリインストールOSであるWindows Vista Business/Home Basicの環境でテストを行った日本ヒューレット・パッカードの「HP 2133 Mini-Note PC」。今回は、よりハードウェアに負荷が少なくてすむWindows XP Professional(SP3)をHP 2133に導入してテストを行った。

 まず最初に確認しておきたいのは、全2モデルで構成されるHP 2133のうち、標準でOSのダウングレード権があるのは、Windows Vista Businessを採用した上位のハイパフォーマンスモデルだけだ。ダウングレード権の詳細は「Windows Vista のダウングレード権(旧バージョンソフトウェアの使用)について」を参照してほしいが、日本HPではOSのリカバリメディアキットを販売(3150円)しているほか、ユーザーが手持ちのパッケージ版メディアを利用して、Windows XP(PCにプリインストールされたOEM版の場合)の導入が可能だ。ただ、日本HPのWebページで提供されているドライバは、Windows Vista Business/Home Basic、Windows XP Professional/Home Edition(いずれも32ビット版)のみとなっている。

HPが提供するドライバの画面(画面=左)。製品写真がHP 2133でないのはご愛嬌(あいきょう)。Windows Vistaのダウングレード権についてはマイクロソフトのページで解説されている(画面=中央)。再セットアップ用のメディアキットを販売する「日本HPリカバリメディアキット」のページ(画面=右)

ハイパフォーマンスモデルには標準で6セルと3セルのバッテリーが付属する(写真=左)。中央の写真は3セルバッテリー装着時で、6セルバッテリーを取り付けると3セル分のバッテリーが底面に張り出す(写真=右)


Windows XP Professional(SP3)を導入してみた

 さて、ここではWindows XP ProfessionalをHP 2133にインストールした。HPのページではService Pack 2(Essential System Updates for Microsoft Windows XP Service Pack 2)が提供されているが、今回は最新のSP3を導入してベンチマークテストを行った。

 導入自体はいたってシンプルで、OSをインストールしてから各種ドライバを組み込むだけだ。HDDへの衝撃を避ける「HP 3Dドライブガード」や独自ランチャの「HP Quick Launch Buttons」、シナプティクスの多機能ドライバといったXP用ソフトウェアやユーティリティも公開されており、Vista環境と同じ状態で利用が可能だ。もちろん、タッチパッドのオン/オフ機能も扱える。

左から、Windows XP Professinal(SP3)を導入したハイパフォーマンスモデルのシステムプロパティ、3Dドライブガード、Quick Launchの画面

Windows XP Professinal(SP3)を導入したハイパフォーマンスモデルのデバイスマネージャ画面

ハイパフォーマンスモデルでのCPU-Zの画面

 次のページでは、PCMark05や3DMark05などの定番ベンチマークプログラムの結果を見ていこう。初期状態のWindows Vista環境と比較して、どのような違いがあるのだろうか。

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