前回の記事では、プリインストールOSであるWindows Vista Business/Home Basicの環境でテストを行った日本ヒューレット・パッカードの「HP 2133 Mini-Note PC」。今回は、よりハードウェアに負荷が少なくてすむWindows XP Professional(SP3)をHP 2133に導入してテストを行った。
まず最初に確認しておきたいのは、全2モデルで構成されるHP 2133のうち、標準でOSのダウングレード権があるのは、Windows Vista Businessを採用した上位のハイパフォーマンスモデルだけだ。ダウングレード権の詳細は「Windows Vista のダウングレード権(旧バージョンソフトウェアの使用)について」を参照してほしいが、日本HPではOSのリカバリメディアキットを販売(3150円)しているほか、ユーザーが手持ちのパッケージ版メディアを利用して、Windows XP(PCにプリインストールされたOEM版の場合)の導入が可能だ。ただ、日本HPのWebページで提供されているドライバは、Windows Vista Business/Home Basic、Windows XP Professional/Home Edition(いずれも32ビット版)のみとなっている。
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さて、ここではWindows XP ProfessionalをHP 2133にインストールした。HPのページではService Pack 2(Essential System Updates for Microsoft Windows XP Service Pack 2)が提供されているが、今回は最新のSP3を導入してベンチマークテストを行った。
導入自体はいたってシンプルで、OSをインストールしてから各種ドライバを組み込むだけだ。HDDへの衝撃を避ける「HP 3Dドライブガード」や独自ランチャの「HP Quick Launch Buttons」、シナプティクスの多機能ドライバといったXP用ソフトウェアやユーティリティも公開されており、Vista環境と同じ状態で利用が可能だ。もちろん、タッチパッドのオン/オフ機能も扱える。
次のページでは、PCMark05や3DMark05などの定番ベンチマークプログラムの結果を見ていこう。初期状態のWindows Vista環境と比較して、どのような違いがあるのだろうか。
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