当日は、サーマルティクのイメージキャラクター「ZOE(ゾーイ)」のコスプレをした女性スタッフが、電気街を歩いて呼び込みを行うなど、イベントの盛り上がりにひと役買っていた。それが功を奏してか、特にゲストによるトークセッションとプレゼント大会の時間には、会場がすし詰め状態になるほどユーザーが集まった。
先週のAMDイベントに引き続き、日本AMDの森本竜英氏が登壇し、自社イベントと同じくRADEON HD 4800シリーズの優位性についてアピール。「RADEON HD 4800シリーズがどれだけ優れているか、ぜひほかのユーザーさんのレビューを見てください。Radeon HD 2000のときは言えなかったけど……」と笑いもしっかり盛り込んでいた。
なお、RADEON HD 4800シリーズの最上位モデルが近日登場するというウワサについては「多分そうなるでしょう。本当にもうすぐですね」と、肯定していた。


毎週のように電気街に登場する“紳士”こと森本氏(写真=左)。RADEON HD 3800世代から技術革新が速くなったと説明(写真=中央)。プレゼント大会はくじ引き方式。当選者が不在で、4〜5回くじを引き直していた。森本氏は「じゃんけんのほうが早いんじゃないでしょうか」ともらしていた(写真=右)ゲストセッションのトリを飾ったのは、“神様”ことインテルの天野伸彦氏。省スペースデスクトップにおける同社の方向性について、「mini-ITXに注力していこうと思います。BTOもありますが諸般の事情もあって、自作市場はATXやmini-ITXでいこうかと」と語った。
インテルのmini-ITXマザーといえば、現在注目を集めているAtomオンボードマザー「D945GCLF」が有名だが、天野氏は今後登場する予定の上位マザー「DG45GC」と「DQ45EK」を紹介。それぞれ、Intel G45/Q45チップセットを搭載したモデルで、Core 2 Duoの搭載を想定して作られている。
「mini-ITXに関しては、マルチメディア用途に使える電源150ワット以上の仕様となるタイプと、最低60ワットで済むシンプルな構成のAtomタイプの2種類で展開していこうと思っています」(天野氏)と語る。
なお、Atomの消費電力を解説している途中で「Atomのデュアルコアなら……」という言葉が飛び出したが、観客からその件についてたずねられると「気のせいだと思います」とシラを切った。


登壇した“神様”こと天野氏(写真=左)。mini-ITXのラインアップ。まずは「DG45GC」が登場するという(写真=中央)。mini-ITXのパワープロファイリング(試算)を公開。「出したら怒られるかも」といいつつ、堂々と解説していた(写真=右)
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