VALUESTARシリーズの新顔「VALUESTAR M」は、マイクロタワーケースを採用することで、高い拡張性とパフォーマンスを追求した新モデルだ。標準で液晶ディスプレイは付属せず、買い換え/買い増しユーザーをターゲットにしている。ラインアップは「VM100/RH」の1モデルで、OSはWindows Vista Home Premium(SP1)だ。
黒とグレーに彩られたマイクロタワーケースは、サイズが175(幅)×409(奥行き)×369(高さ)ミリ、重量が約11キロで、5インチベイが2基、3.5インチオープンベイが1基、3.5インチシャドウベイが4基と豊富なドライブベイを備えているのが特徴だ。サイドカバーは手回しネジ1本で取り外せ、内部へのアクセスも容易に行える。背面に9センチ角の排気ファンを備え、システムがフル稼働時でも30dB以下の静音性を実現しているという。
採用されるマザーボードはmicroATXフォームファクタで、チップセットにIntel G33 Expressを搭載する。4基のメモリスロットを装備し、拡張スロットもPCI Express x16とPCI Express x1がそれぞれ1基ずつ、PCIスロットが2基と充実している。拡張スロットは出荷時にすべて空いており、購入後の機能強化も柔軟に行える。
主なスペックは、CPUがCore 2 Duo E7200(2.53GHz/2次キャッシュ3Mバイト)、PC2-6400対応のメモリが2Gバイト(1Gバイト×2)、HDDが容量500Gバイト(7200rpm)、光学ドライブがDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブとなる。有線LANはギガビットに対応し、ケース前面に7in1対応のメモリカードスロットを備えるが、「VALUESTAR R Luiモデル マイクロタワータイプ」と異なり、グラフィックスカードは搭載せずにチップセット内蔵のIntel GMA 3100を利用する。なお、ディスプレイ出力端子はアナログRGBのみとなる。
本機の発売予定は9月上旬で、実売価格は10万円前後となる。また、直販の「NEC Direct」で用意されている「VALUESTAR G タイプM」」は、HDDを4基搭載したり、RAID 0を構築したり、OSをWindows Vista Ultimateに変えたりできる。
VALUESTAR Mシリーズの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VALUESTAR M | VM100/RH | セパレート型 | 新モデル | Core 2 Duo E7200(2.53GHz) | 2048MB | 500GB | Home Premium(SP1) | 10万円前後 |
VALUESTAR Mシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VALUESTAR M | VM100/RH | − | − | Intel G33 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約11キロ |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.