調査当日の1月23日、午後2時45分ごろに旧日通ビル(現在建設中)の工事現場に黒煙が上がり、多数の消防車が出動する事態となった。中央通りからも目視できるほどの煙が上がり、現場周辺は騒然。すぐに人でごった返す状況に。PCパーツショップ密集地の道路には消火ホースが走り、周囲は消防隊員によって「立ち入り禁止」のテープが張られたが、そのままくぐりぬける人も大勢いた。
火災現場には21人の作業員が取り残されたが、幸い、無事全員救助され、現場に待機していた救急車で運ばれていった。また、火災も1時間程度で鎮火に向かい、大事には至っていない。
火災の情報はすぐさま街を駆け巡り、各ショップの店員さんも緊急時の対応に思索を巡らせていた。ある店員さんは「煙がひどくなったら、すぐに店を閉めてお客さんの安全を確保しなければいけません。アキバでは1〜2年に1回くらいのペースでボヤ騒ぎがあるので、みな対応にはなれていると思いますよ」と語っていた。
とはいえ、消防車が出動中も「店内外のユーザーの様子がいつも通りだった」(某ショップ)ため、目立って特別な措置をとる店舗はなかったようだ。
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