NVIDIA、3万円台のハイエンドGPU「GeForce GTX 275」発表

» 2009年04月02日 16時00分 公開
[ITmedia]

 GeForce GTX 275は、NVIDIA製GPUの最上位ラインアップとなる“GT200”の派生モデルで、NVIDIAの資料によると、コアクロックは633MHz 、実装する統合型シェーダユニットは240個とされている。グラフィックスメモリは896Mバイトまでサポートし、メモリバス幅は448ビットになる。

 ほかのGeForce GTXシリーズと同様に、PhysX、CUDAに対応するほか、最近NVIDIAがアピールする機会が多いGeForce 3D Visionもサポートする。また、NVIDIAでは、Windows 7に対応することも訴求ポイントとして挙げている。

GeForce GTX 275を搭載したリファレンスグラフィックスカードには2スロット厚のクーラーユニットが搭載されている

GeForce GTX 275の主要スペック
プロセスルール 55ナノメートル
コアクロック 633MHz
シェーダユニットクロック 1404MHz
メモリクロック 1134MHz
データ転送レート 2226Mbps相当
メモリバス幅 448ビット
シェーダユニット数 240
ROPユニット 28
テクスチャフィルタリングユニット 80
出力 デュアルリンクDVI-I×2
外部電源コネクタ 6ピン×2
TDP 219ワット
許容温度 105度

 GT200のラインアップにおいて、GeForce GTX 275は、GeForce GTX 285とGeForce GTX 260の中間に位置する。競合するGPUとしては、同じに発表されたRadeon HD 4890が想定されており、NVIDIAが測定した市販ゲームによるベンチマークテストでは、Radeon HD 4890に対して110%から140%の相対性能を発揮したことが確認されている。

NVIDIAの資料に示されていた市販ゲームのベンチマークテストで測定したRadeon HD 4890を100とするGeForce GTX 275の相対結果

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