GeForce GTX 275は、NVIDIA製GPUの最上位ラインアップとなる“GT200”の派生モデルで、NVIDIAの資料によると、コアクロックは633MHz 、実装する統合型シェーダユニットは240個とされている。グラフィックスメモリは896Mバイトまでサポートし、メモリバス幅は448ビットになる。
ほかのGeForce GTXシリーズと同様に、PhysX、CUDAに対応するほか、最近NVIDIAがアピールする機会が多いGeForce 3D Visionもサポートする。また、NVIDIAでは、Windows 7に対応することも訴求ポイントとして挙げている。
| GeForce GTX 275の主要スペック | |
|---|---|
| プロセスルール | 55ナノメートル |
| コアクロック | 633MHz |
| シェーダユニットクロック | 1404MHz |
| メモリクロック | 1134MHz |
| データ転送レート | 2226Mbps相当 |
| メモリバス幅 | 448ビット |
| シェーダユニット数 | 240 |
| ROPユニット | 28 |
| テクスチャフィルタリングユニット | 80 |
| 出力 | デュアルリンクDVI-I×2 |
| 外部電源コネクタ | 6ピン×2 |
| TDP | 219ワット |
| 許容温度 | 105度 |
GT200のラインアップにおいて、GeForce GTX 275は、GeForce GTX 285とGeForce GTX 260の中間に位置する。競合するGPUとしては、同じに発表されたRadeon HD 4890が想定されており、NVIDIAが測定した市販ゲームによるベンチマークテストでは、Radeon HD 4890に対して110%から140%の相対性能を発揮したことが確認されている。
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