アイ・オー、自動CMカット編集に対応した3波デジタルチューナーカード「GV-MVP/VS」64ビット版Vistaもサポート

» 2009年06月10日 11時00分 公開
[ITmedia]
「GV-MVP/VS」

 アイ・オー・データ機器は6月10日、3波デジタル放送対応のテレビチューナーカード「GV-MVP/VS」を発表した。6月下旬に発売する予定だ。価格は1万9845円、実売価格は1万7800円前後の見込み。

 GV-MVP/VSは、デジタル放送の視聴や録画、録画後のカット編集、DVD/Blu-ray Discへの書き出し(ダビング/ムーブ)、DTCP-IPによる家庭内LANへの録画番組配信といった機能を備えたデスクトップPC内蔵型のテレビチューナーカード。地上・BS・100度CSデジタル放送に対応し、パラボラアンテナへの電源供給機能も搭載している。

 PCI Express x1準拠のロープロファイル仕様を採用し、製品にはロープロファイルのブラケットも付属する。基板上にB-CASカードスロットを実装することで、別途B-CASカード装着用の拡張スロットを必要とせず、占有するスロットは1基で済む。スロットカバーと突起部を除いたカードサイズは125(幅)×68.9(高さ)ミリ、B-CASカード装着時の全長は165ミリとなる。

 デジタル放送の録画ソフトは従来機と同様に「mAgicTV Digital」が付属するが、録画した番組の編集機能が拡張された。映像と音声の切り替わりを自動検出することによるCMカット機能、複数番組の編集、ダビング後の光ディスクへの追記や追加編集に対応している。同社製のテレビチューナー製品「GV-MVP/H2」シリーズや「GV-MVP/H」シリーズと組み合わせて、最大8チューナーまで同時利用することも可能だ。

 対応OSは32ビット版のWindows XP(SP2以降)、もしくは32ビット版/64ビット版のWindows Vista(SP1/SP2)。従来機では32ビット版Windowsのみのサポートだったが、新たに64ビット版Vistaでも動作するようになった。

ロープロファイル用ブラケットとB-CASカードを装着した状態(写真=左)。同社の第1世代地デジチューナーカード「GV-MVP/HS」との比較(写真=中央)。NXP製のコントローラ「SAA7163FE」を搭載する(写真=右)

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