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キヤノン、7万円の小型A4カラーレーザー複合機「Satera MF8030Cn」など4モデル

» 2009年08月26日 14時00分 公開
[ITmedia]

 キヤノンはA4カラーレーザー複合機「Satera MF8350Cdn」「同 MF8050Cn」「同 MF8330Cdn」「同 MF8030Cn」を9月17日に発売する。いずれも中/小規模事業所向けの製品で、店頭販売を行う。価格はオープン、想定実売価格はMF8350Cdnが9万5000円前後、MF8050Cnが8万円前後、MF8330Cdnが8万5000円前後、MF8030Cnが7万円前後だ。

左がSatera MF8350Cdn/MF8330Cdn、右が同 MF8050Cn/MF8030Cn

 MF8350Cdn/MF8050Cnは、カラープリント、カラーコピー、カラースキャナ、FAXの機能を搭載したネットワーク対応のA4カラーレーザー複合機。MF8330Cdn/MF8030CnはFAX機能を省いた下位機種だ。それぞれの上位モデルとなるMF8350Cdn/MF8330Cdnは、自動両面印刷に対応する。

 印刷の最大解像度は9600dpi相当×600dpi(データ処理は600dpi×600dpi)。印刷速度はMF8350Cdn/MF8330Cdnがカラー/モノクロともに毎分20枚、MF8050Cn/MF8030Cnがカラー毎分8枚/モノクロ毎分12枚(いずれもA4タテ/片面印刷)だ。スキャナのセンサーはCISタイプを採用し、解像度は原稿台使用時が最大600×600dpi、ADF使用時が300×300dpiとなっている。

MF8350Cdnの操作パネル

 同クラスの製品としてコンパクトなボディを採用しており、本体サイズと重量は、自動両面印刷対応のMF8350Cdn/MF8330Cdnが430(幅)×484(奥行き)×479(高さ)ミリで約31キロ、自動両面印刷非対応のMF8050Cn/MF8030Cnが430(幅)×484(奥行き)×429(高さ)ミリで約25キロとなっている。液晶モニタは漢字表記が可能な5行表示のバックライト付きモノクロパネルを採用し、流れ文字やアニメーションの表示にも対応することで、視認性を向上した。

 暗部階調や人肌の色再現性を向上する「デュアルダイレクトマッピング」、黒文字だけを抽出して黒トナーのみでシャープに印刷する「黒文字処理」、テストチャートを出力してスキャンすることで色再現性を安定させる「自動階調補正」といった画質補正技術を備えるほか、ネットワーク対応のスキャンユーティリティソフト「MF Toolbox」による高圧縮PDF作成、メール添付、OCR処理などが行える。

 環境面では待機時の消費電力を3ワットに抑えた。国際エネルギースタープログラムの適合基準であるTEC値は、MF8050Cn/MF8030Cnで0.59キロワットアワーと、従来機種のMF8180に比べて約70%以上低減した(MF8350Cdn/MF8330CdnのTEC値は0.93キロワットアワー)。

※記事初出時、一部製品名に誤りがありました。おわびして訂正させていただきます。

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