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“小さく、静かで、安い”A4カラーレーザー「Satera LBP5050N」に迫るこれならウチにも置ける!?(1/3 ページ)

» 2008年06月18日 17時30分 公開
[小川夏樹,ITmedia]

全方位体制が整ったキヤノンのカラーレーザー

「Satera LBP5050N」

 国内のレーザープリンタ市場で高いシェアを維持し、頭ひとつ抜きん出ているポジションにあるといっても過言ではないキヤノン。同社は5月22日、新機種が次々に投入され活況を呈している低価格A4カラーレーザープリンタ市場において、エントリークラスに位置する「Satera LBP5050N」(以下、LBP5050N)と「Satera LBP5050」(以下、LBP5050)の2機種を発売した。

 これらは2005年10月に発売された「Satera LBP5000」の後継機だ。ともにカラー8ppm/モノクロ12ppmの印刷速度をうたっており、詳しくは後述するが、背の低いコンパクトなボディが身上となる。LBP5050Nは標準で100BASE-TX対応の有線LANインタフェースを搭載した上位モデル、LBP5050はネットワーク非対応の下位モデルという位置付けだ。

 エントリークラスの製品だけあって、LBP5050Nの標準価格は7万9800円、量販店での実売価格は6万5000円前後と求めやすい。さらにLBP5050であれば、標準価格は6万4800円、実売価格は5万円前後とより安くすむ。

 LBP5050NとLBP5050の登場によって、「Satera LBP5400」を頂点としたキヤノンのA4カラーレーザープリンタは5モデルがそろったこととなり、低価格A4カラーレーザープリンタ市場に対して全方位をカバーするラインアップが整った。今回はLBP5050Nを試用する機会を得たので、その詳細をチェックしていこう。

新開発のタンデムエンジンでコンパクト化を実現

 プリントエンジンは新開発の4連タンデムエンジンを採用しており、これに合わせてレーザースキャナ部の小型化や給排紙構造の見直しも行うことで、ボディをかなりコンパクトに仕上げている。本体サイズは401(幅)×452(奥行き)×262(高さ)ミリとなっており、LBP5000の407(幅)×365(奥行き)×376(高さ)ミリに対して、奥行きは増えたが高さは明らかに低くなった。

 現行製品と比較した場合でも、上位モデルの「Satera LBP5100」は高さが394.9ミリあるので、3分の2ほどの高さで設置できることになる。さらにいえば、A4モノクロレーザープリンタの最上位モデル「Satera LBP3410」は、LBP5050Nより奥行きこそ42ミリ短いが、横幅で44ミリ、高さで11ミリ長い。つまり、内部構造の大幅な変更によってA4モノクロレーザープリンタ並みのサイズを実現したわけだ。

左から、ボディの前面、背面、左側面。カラーレーザープリンタには見えないほど、コンパクトなボディに仕上がっている。各種インタフェースは背面、電源スイッチは左側面に配置されている

 ボディの背を低くするため、LBP5050Nでは感光ドラム一体型トナーカートリッジを従来機のような垂直方向ではなく、水平方向に並べている。水平方向にカートリッジを配置し、中間ベルトで用紙にトナーを転写する設計とした関係で、印刷速度はカラー8ppm/モノクロ12ppmとLBP5000シリーズの中では遅いものの、設置面積の小ささはそれをカバーできるだけの魅力がある。これならば、オフィスの片隅だけでなく、SOHOや個人商店のカウンター下やラックの棚など、ちょっとしたスペースにも無理なく置けるだろう。

 本体手前側の角を丸くしたデザインは、コンパクトになってもLBP5000シリーズであることを感じさせるものだ。このボディデザインに見覚えがある人ならば、置いてあるだけでキヤノンのレーザープリンタだとピンと来る人もいるはずだ。重量は約16キロとカラーレーザープリンタにしては軽いので、成人男性ならば余裕で設置できると思われる。

フロントオペレーションの採用でメンテナンスも楽

 ボディはかなりコンパクトになったが、LBP5000シリーズの特徴の1つであるフロントオペレーションによる優れたメンテナンス性は健在だ。前面からカートリッジの交換や用紙の補充、背面から紙詰まりの処理が行えるため、高さにあまり余裕がないラックなどに設置しても無理なく運用できる。

 本体手前のカバーを開けると、感光ドラム一体型トナーカートリッジを設置するユニットがワンタッチで引き出せる。一体型トナーカートリッジは、ユニットの手前からBk/C/M/Yの順で装着する仕組みだ。各カートリッジはガイドに沿って真上から下ろすことで簡単に装着できる。

 背面の紙送り機構は大きく開口するので、紙詰まり時の対応で困ることはなさそうだ。背面には右側に電源コネクタが用意され、左端の中央部分にUSB 2.0と100BASE-TXの有線LANが配置される。

水平方向にカートリッジが並ぶ新開発のタンデムエンジンを採用しており、交換時は上方向にボディが開口することなく、手前側に引き出せる仕組みだ(写真=左)。カートリッジはトナーと感光ドラムを各色1つにまとめた一体型だ(写真=中央)。インタフェースはUSB 2.0と100BASE-TXの有線LANに対応する(写真=右)

 前面下部の給紙カセットには用紙が最大150枚セットでき、その真上にある手差しトレイは1枚ずつの給紙となる。用紙のハンドリングは底面から紙を吸い上げて上面にフェイスダウンで排紙する流れだ。上面の排紙口には、出力した用紙を125枚までためておくことができる。

 用紙サイズは、給紙カセットがA4、B5、A5、リーガル、レター、エグゼクティブ、そして76.2〜215.9(幅)ミリ、127〜355.6(長さ)ミリのフリーサイズに対応。手差しトレイに給紙する用紙も76.2〜215.9(幅)ミリ、127〜355.6(長さ)ミリの範囲で任意のサイズが利用できる。

 対応する用紙の種類は、普通紙、厚紙、再生紙、ラベル紙、郵便はがき、往復はがき、4面はがき、封筒、コート紙となっている(インクジェットプリンタ用のはがきには非対応)。

給紙容量は最大150枚で、給紙カセットの上に手差しトレイも備えている(写真=左)。排紙は上面にフェイスダウンで出力される(写真=中央)。紙詰まりが発生した場合は、背面のカバーを開いてメンテナンスする(写真=右)

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