マザーボードベンダーのブースでは、ASUSTeKとMSIはともにIntel P55 Expressマザーの新製品を予定しており、新機能や特徴を備えたモデルに関心が集まっていた。
特に会場で人だかりを作っていたのは、ASUSTeKのP55マザー「P7P55D-E Premium」だ。11月中旬にリリース予定で、基板にUSB 3.0コントローラを搭載しているのが特徴の1つ。また、PCI Express x4接続のUSB 3.0コントローラカード「U3S6」も同じタイミングで出荷する予定があり、デモ機に組み込まれていた。
同社は「USB 3.0は対応アイテムが充実すれば結構盛り上がると思います。ウチとしてもなるべく早めに出したいと思っています」と語る。なお、U3S6はASUSTeKの対象マザー専用の別売りオプションカードという位置づけで販売されるが、「検証していないだけでほかの環境でも動くと思います」(同社)とのことだ。
一方MSIは、DIY PC Expo 2009にブースを設けるとともに、カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店でも独自のユーザーイベント「お客様大感謝祭」を開催していた。Windows 7を搭載した同社のノートPCをはじめ、マザーボードやグラフィックスカードの新製品のデモ機もそろっており、こちらも盛況な様子だった。
展示品の目玉は、国内で初公開となる新型マザー「Big Bang Trinergy」だ。Intel P55 Expressを搭載するATXマザーで、基板のコンデンサをノートPCなどでよく採用される「Hi-C CAP」としているのが特徴だ。「一般的なマザーボードよりも耐久性に優れています。加えて、これは弊社のP55マザー全体にいえることですが、発熱が抑えられているので、オーバークロックを楽しむ人でも比較的トラブルが起きにくいメリットもあると思います。サウンドカードやシステムモニターを付属するため、価格は3万円前後と高価になる可能性は高いですが、その価値は十分にある製品に仕上げております」とアピールする。
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