ついに“Fermi”も1万円台!──MSI「N450GTS CYCLONE 1GD5/OC」でGeForce GTS 450の費用対効果を知るイマドキのイタモノ(2/4 ページ)

» 2010年09月13日 13時01分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

CYCLONEシリーズでいち早く登場したGeForce GTS 450

 GeForce GTS 450の登場と同じタイミングで、NVIDIA Graphics Driverの“260番台”が投入される。インストローラのユーザーインタフェースが変更されて、少ないクリック回数でインストールができたり、インストール処理がどこまで進んだかが把握しやすくなったりしたほか、PhysXや3D Visionなどの選択がチェックボックス式でできるなど、使い勝手の向上が図られている。また、3画面同時出力に対応する「NVIDIA Surround」、Blu-ray 3Dにも対応する。

NVIDIA Graphics Driver 260(レビューでは260.52を利用)で採用された新しいユーザーインタフェース。インストール作業でのクリック回数が大幅に削減され、Express Installを選択すると後は自動的に進む(写真=左)、Customを選べば、PhysXや3D Vision用ドライバなどの導入がチェックボックスで選択可能だ(写真=右)

 今回評価で使用したのは、MSIの「N450GTS CYCLONE 1GD5/OC」だ。オーバークロックモデルであるとともに、クーラーユニットもMSIオリジナルの“CYCLONE”を採用する。そのため、リファレンスカードと比べ消費電力にある程度の違いが生じる可能性がある。比較のために測定したグラフィックスカードもメーカーオリジナルデザインのモデルが多いので、消費電力の比較は参考データとして考えていただきたい。

 なお、オーバークロック版の扱いについては、GeForce GTS 450ではオーバークロック設定とGeForce GTS 450定格設定の2パターンで、GeForce GTX 460に関しては定格設定に変更した上で、そのほかの比較カードに関しては、発売から時間が経過していることを考慮して製品仕様のまま計測している(特にGeForce GTS 250は独自仕様が多すぎるため)。

今回の評価で使用したMSIの「N450GTS CYCLONE 1GD5/OC」では、CYCLONEシリーズの特徴であるMSIのオリジナルクーラーユニットを搭載している(写真=左)。補助電源コネクタは6ピン×1基(写真=中央)、ディスプレイ出力はmini HDMIとDVI-I×2基と用意する(写真=右)

2枚構成までをサポートする。グラフィックスメモリチップは、表裏の両面で8チップを実装する。なお、グラフィックスメモリチップ用と思われる空きパターンが表裏の両面で4面ほど残っている

長方形だったGeForce GTX 460と異なり、正方形になったGeForce GTS 450のダイ。“GF106”の刻印も確認できる(写真=左)。グラフィックスメモリチップはSamsungの「K4G10325FE-HC05」を使っている。速度が4Gbps、容量が1Gビットのチップだ(写真=右)

リファレンスカードとNVIDIAが“推奨”するスペック。リファレンスカードのデザインはGeForce GTX 460にも近い

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