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エプソン、“3LCDで世界最薄”のモバイルモデルなどプロジェクター10機種44ミリ厚/約1.7キロのスリムボディ(2/2 ページ)

» 2010年09月17日 09時30分 公開
[前橋豪,ITmedia]
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ビジネス・ユーザビリティの追求でシェア50%以上を目指す

中野修義氏

 製品発表会ではエプソン販売 取締役 販売推進本部長の中野修義氏が登壇。2009年度の実績について「メーカー側からの押し付けではなく、ユーザーの立場から見た価値を追求する“ビジネス・ユーザビリティ”のコンセプトで新製品を投入したところ、下半期はシェアが32.4%から53.4%に急増し、過去15年で最高の販売実績となった」と好調ぶりをアピールした。

 新モデルについては、「今年はこのコンセプトをさらに進化させ、明るさ、重量、デザイン、価格といった点にこだわった。値段以上の必要十分な性能と使いやすさを備えたスタンダードモデルと、持ち運びに特化したデザインのモバイルモデルに注目してほしい」と特徴を語った。これら新製品の投入により、2010年度は国内市場シェアで50%以上、販売台数で9万4000台(今回の新製品だけで7万8000台)、できれば10万台を目指すとしている。

2009年度は過去最高の販売実績
2009年度は新製品を投入した下期でシェアが32.4%から53.4%に急増
2009年度下期のユーザー調査では、10人以下の少人数でプロジェクターが使われるようになり、市場のすそ野は広がったとした

プロジェクターの市場規模は世界的に伸びており、2009年以降は1年で10%伸びると予測
エプソンのプロジェクター製品における地域別シェア
新モデルではユーザー調査による購入時の重視点で上位に挙がった明るさ、価格、重量、サイズ/形状に注力

 また、保守サービスについては、従来の代替機貸出しやオンサイトでの修理に加えて、引き取りサービスと持ち込み修理を組み合わせた「引取保守パック」を新たに用意した。保守期間は1年、3年、4年、5年が選択可能で、料金は3年間の場合でEB-W10/X10/S10が1万4980円、EB-1775W/1770W/1760W/1750が1万9980円(税抜き)。

 中野氏は「修理に少し時間がかかってもコストを下げたいという要望に応えた、3日間で帰ってくる新しい引き取りサービス。従来の代替機貸出しやオンサイトといったフルサポートに比べて、価格を抑えて必要十分なサービスを提供する。ビジネス・ユーザビリティの考え方を保守面にも当てはめた」と紹介した。

既存の有償保守サービスと、新しい「引取保守パック」が選択できるようになった
引取保守パックはユーザーからの要望に応じた、価格を抑えた必要十分な保守サービスとのこと

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