製品発表会ではエプソン販売 取締役 販売推進本部長の中野修義氏が登壇。2009年度の実績について「メーカー側からの押し付けではなく、ユーザーの立場から見た価値を追求する“ビジネス・ユーザビリティ”のコンセプトで新製品を投入したところ、下半期はシェアが32.4%から53.4%に急増し、過去15年で最高の販売実績となった」と好調ぶりをアピールした。
新モデルについては、「今年はこのコンセプトをさらに進化させ、明るさ、重量、デザイン、価格といった点にこだわった。値段以上の必要十分な性能と使いやすさを備えたスタンダードモデルと、持ち運びに特化したデザインのモバイルモデルに注目してほしい」と特徴を語った。これら新製品の投入により、2010年度は国内市場シェアで50%以上、販売台数で9万4000台(今回の新製品だけで7万8000台)、できれば10万台を目指すとしている。
また、保守サービスについては、従来の代替機貸出しやオンサイトでの修理に加えて、引き取りサービスと持ち込み修理を組み合わせた「引取保守パック」を新たに用意した。保守期間は1年、3年、4年、5年が選択可能で、料金は3年間の場合でEB-W10/X10/S10が1万4980円、EB-1775W/1770W/1760W/1750が1万9980円(税抜き)。
中野氏は「修理に少し時間がかかってもコストを下げたいという要望に応えた、3日間で帰ってくる新しい引き取りサービス。従来の代替機貸出しやオンサイトといったフルサポートに比べて、価格を抑えて必要十分なサービスを提供する。ビジネス・ユーザビリティの考え方を保守面にも当てはめた」と紹介した。
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