なにやら「車載動画」が楽しそうだ。車載動画とはクルマなどにムービーカメラを積んで撮影した動画のこと。YouTubeやニコニコ動画など、動画投稿サイトでもかなりの数の動画が公開されており、中にはかなり臨場感のあるものも見かける。
しかも、機材さえそろえれば意外に簡単に撮れたりする。自動車だと少し大げさだけど、クルマなら自転車でもよい。今回は「お安く、自転車での車載環境を構築」を上海問屋取り扱いのグッズでチャレンジしてみよう。
まずはマウンタだ。自転車用に手ごろなのは「自転車用デジカメスタンド(DN-MARM3231)」である。自転車のハンドルに巻き付けて固定し、上部にカメラ類を設置できる雲台が付いている。設置はもちろん、取り外しも簡単なので、旅先で借りるレンタル自転車などでも手軽に扱えそうだ。価格は499円(税込み、送料別 以下同)だ。
コンパクトデジカメならもうこれだけでOK。でも、撮影以外に、そのまま動画中継したり、GPS機能とともに軌跡をチェックなんてこともできるケータイやスマートフォンも活用できるようにしたいところである。ケータイの固定には「携帯電話用 三脚固定ホルダー(DN-100CC)」を利用することにした。価格は299円と、こちらもなかなかリーズナブルに購入できる(本当はもう少し強固に固定できるキットにすれば、もし落っこちたらガクブル……の不安を解消できるかも)。
というわけでフルHD撮影対応の「F-01C」を設置して試した車載動画がこちら。
自転車でスカイツリーを見に行ってみた (少し揺れるのでご注意ください。また、道路交通法・安全ルールを守って利用してください) (再生できない場合はこちらから) |
このようにぶらりと立ち寄った軌跡は、後で確認したくなることもある。GPS機能を備えるiPhone/ケータイのアプリや機能を活用するのも手軽だが、本体のバッテリーが消耗してしまうのは少々困る。
そんな人にオススメなのが専用のGPSロガー「Bluetooth対応 GPSロガー」だ。ボディは32(幅)×62(高さ)×7(厚さ)ミリ、重量は22グラムで、キーホルダーにこれを追加してもそれほど違和感なくポケットに入れたまま持ち歩けてしまうであろうほどの小型・薄型サイズとなっている。付属するアームバンドに収納して腕に巻いて使用できるほか、本体が小型なので、(GPS電波がきちんと拾えるなら)どこかへぶら下げたり、バッグにしまったまま使うのも苦ではない。
電源を入れると最短15秒後にGPS測位がはじまり、移動速度・距離・経過時間とともに位置情報を自動記録する。5回/秒とかなり高頻度に記録できるうえ、最大12時間も連続測位が可能。BluetoothでログをPCにダウンロードする機能も備わっている。クルマ用の12ボルトシガーライターソケット電源アダプタも付属する。
ログのダウンロードは、PCへのUSB(本体にはMini USB端子を搭載)接続か、Bluetooth v1.2(SPP)で行う。付属のソフトウェアCD-ROMに、USBドライバ、記録した軌跡をGoogleマップやGoogle Earthで表示できるソフトウェア「QTravel」、エクササイズ管理ソフト「QSports」が収録されている。出荷時のソフトウェアはWindows XP/Vista対応とあるが、製造元のサイトでWindows 7対応の最新バージョンがダウンロードできる。
さて、Bluetooth対応 GPSロガーはパッケージからジョギングでのカジュアルな利用向けと思いきや、かなり高度にGPSログを取得できる。自動車、バイク、自転車、ランニングといった用途に合わせて記録間隔を調整することも可能だ。今回使ったサイクリング用途では、自転車でどれだけカロリーを消費したかも確かめられる。だからどうしたとなるとそれまでだが、最近は自転車通勤をする人もよく見かけるし、健康のため! と自分に言い聞かせて自転車に乗る人は意外にうれしい機能かもしれない。
今回の出費 | |
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自転車用デジカメスタンド | 499円 |
携帯電話用 三脚固定ホルダー | 399円 |
Bluetooth対応 GPSロガー | 9499円 |
台東区レンタサイクル | 200円/24時間 |
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