東京電力の計画停電にともない、PCメーカーやITベンダー各社は復電後の正常起動ができない可能性があるため、停電する時間帯に応じて正常手順にて個々にシステムを停止することを勧めている。こちらはサーバー類の重要システムはもちろん、個人のPC、特にバッテリーによるバックアップ電源を持たないデスクトップPC利用者も該当する。
ここでは、個人PCユーザーが対処できる「ある日時に自動電源オフ」を行う方法を紹介する。
定期的にタスクを実行する、Windows 7の標準機能「タスクスケジューラ」を用いる方法が手軽だ。
引数の“-s”はshutdownプログラムでシャットダウンを指示するもの、“-t xxx”はそれを何秒後に実施するかを指示するもの。この例では5秒後に行われる。これを計画停電のスケジュールに応じて何個か作成する。
作成したタスクは左ペインの「タスクスケジューラライブラリ」に保存される。「計画停電」といった新フォルダを作成し、そこに一連のタスクを作成してもよいと思う(一応、直近の時間帯で動作テストを行っておくことも勧める)。
Vectorなどのオンラインソフトサイトでも多くのユーティリティソフトが見つかる。
このうちの1つ「Windows自動シャットダウンソフト 7.0」(フリーソフト/HSPMaker氏作)は、“何時間何分何秒後”か“何年何月何日何時何秒”にシャットダウン(および再起動)するかを決めるだけの分かりやすいつくりが特徴。計画停電の開始日時に応じた実施日時を入力するとよいだろう。
PCによっては、復電したら自動的に電源をオンにすることも可能だ。詳しくは「@IT:コンピュータの電源を設定時刻に自動的にオンにする」が詳しいので参照願いたい。
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