メガネ不要で立体視、2D/3Dの同時表示も可能──グラスレス3D対応「dynabook Qosmio T851」:グラスレス3D dynabook登場

» 2011年04月20日 14時00分 公開
[ITmedia]

裸眼立体視「グラスレス3D」に対応、Sandy Bridge世代への進化でPC性能もハイスペックに

photo 裸眼立体視“グラスレス3D”対応の「dynabook Qosmio T851」

 東芝は4月20日、“グラスレス3D”対応の高機能AVノートPC「dynabook Qosmio T851」を発表。2011年7月下旬に発売する。

 dynabook Qosmio T851は、前モデルdynabook Qosmio T750をベースに、第2世代Core iシリーズの新プラットフォームによるPCとしての性能向上、そしてPCとして世界初(東芝調べ)とする部分ウィンドウ表示が可能な「グラスレス3D」対応機能の搭載を大きな特徴とする。価格はオープン、実売価格は23万円前後と予想される。

 グラスレス3Dは裸眼(専用3Dメガネの必要なし)で高画質な3D表示を楽しめる技術だ。同社は家庭用テレビ「グラスレス3Dレグザ」をすでに商品化、PC用途においては、特定の子画面のみ3D表示を有効にする“部分3D”の技術を2010年10月開催のCEATEC JAPAN 2010で公開していた。

 3D表示は市販Blu-ray 3D対応タイトルやBS/CSの3D放送といった3D用コンテンツのほか、手持ちのDVD-VideoやBlu-ray Discタイトル、一般地デジ放送をリアルタイムに2D→3D変換して楽しめる。さらにPCならではの機能として、一部のウィンドウ(子画面)のみを3D表示にする「部分3D表示技術」も搭載する。映像や放送は3D表示で、3D化すると視認しにくいWebサイト表示やテキストコンテンツは2D表示のまま、1つの画面内でそれぞれ同時に表示できるのがポイントだ。PCでは富士通が2011年春モデル「FMV ESPRIMO FH」でグラスレス3D対応PCを投入したが、こちらは3Dメガネの代わりとなる3Dコンバージョンパネルをディスプレイ面へ手動で装着することにより実現する違いがある(2Dコンテンツや普段のPC利用時は、このパネルを外さなければならない)。本機のグラスレス3D機能は、3D表示も2D表示も、1つの画面で手間なく利用できる点が新しい。

 ちなみに、3D表示は左右の目が異なる映像を見ている視差・錯覚を利用して再現するため、画面を見る角度や位置によって3D効果の善し悪しが変化する。家庭用テレビのグラスレス3Dレグザはリアルタイムに9つの映像を生成して表示する「9視差」式で映像表現を行うが、本機は9視差専用のLSIや液晶パネルの変わりに、ディスプレイ上部に備えるWebカメラで視聴者の顔を認識・追尾・位置を把握するフェイストラッキング方式と光の平行を操作できるアクティブレンズを採用したディスプレイを搭載することで、2視差式ながら左右の映像を視聴者の位置から正しいイメージになるよう自動調整する仕組みを取り入れた。

 このほか、映像より検出した顔の位置を基準に人型の奥行きデータを高度に生成する「フェイス3D」、3D化されると読みにくくなることがあるテロップ文字を認識して最前面に表示する「テロップスタビリゼーション」などの新技術とともに、2D→3D変換の性能をより向上させたという。


photophoto ボディカラーはレッドの1色で展開。天面はレッド、内部はブラックのツートーン構成となる

 PCとしての主な仕様は、フルHD(1920×1080ドット)表示と120Hz駆動対応の15.6型ワイド液晶ディスプレイ(3D表示時は1366×768ドット相当)、Core i5-2410M(2.3GHz /最大2.9GHz/デュアルコア/Hyper-Threading Technology対応)、グラフィックスにGeForce GT 540Mシリーズ(グラフィックスメモリ1Gバイト)、8GバイトのDDR3メモリ(PC3-10600対応4Gバイトモジュール×2)、750GバイトのHDD(5400rpm)、BDXL記録対応のBlu-ray Discドライブ、3波(地上/BS/110度CS)対応ダブルチューナー+SpursEngine、harman/kardonスピーカーなど。AV統合アプリケーションQosmio AV Centerと3波ダブルチューナー仕様のテレビ機能、SpursEngineによるAVC(長時間)録画機能や映像高画質化技術(レゾリューションプラス)、より超時間記録できるBDXL対応Blu-ray Discメディアへの記録など、“地デジPC”としての機能も豊富に搭載する。

 主な搭載インタフェースはIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Intel WiDi対応)、Bluetooth 3.0+HS、HDMI 1.4a出力、USB 3.0など。OSに64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)を採用する。オフィススイートのOffice Home and Business 2010、映像編集ソフトPremiere Elements 8などもをプリインストールする。


dynabook Qosmio T851店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
dynabook Qosmio T851 T851/D6CR (1色) 2スピンドル グラスレス3D対応 Core i5-2410M (2.3GHz / 最大2.9GHz) 8192MB (DDR3) 750GB 64ビット版 7 Home Premium 23万円前後
dynabook Qosmio T851店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
dynabook Qosmio T851 T851/D6CR (1色) 3D対応 15.6型ワイド 1920×1080 Intel HM65 BDXL・BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce GT 500 3波W/Office Home and Business 2010 約3キロ

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