軽量薄型パワフルノート「ThinkPad T420s」でワクワクする?その変化は“Sandy Bridge”にとどまらない(1/3 ページ)

» 2011年05月06日 11時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]

みんなが待っていた“Sandy Bridge”搭載モデル

 レノボ・ジャパンが「最高のキーボード」と訴求して投入した「ThinkPad T400s」シリーズが第3世代となった。その「ThinkPad T420s」は、従来モデルで導入された、「Delete」「Esc」キーが大きいキーボードと“印伝”にヒントを得たというドットプリントを施したタッチパッドなどを継承するなど、その外観は大きく変えていない。

 しかし、その内部には、“Sandy Bridge”世代の「第2世代Coreプロセッサ・ファミリー」を搭載し、プラットフォームもSandy Bridgeに対応した新しい“Huron River”を採用するなど、大きく変わった。

16:9の液晶ディスプレイを搭載してやや“横長”になったThinkPad T420s

液晶ディスプレイが180度以上開くのはThinkPad Tシリーズとしては当然のこと(写真=左)。液晶パネルの上にキーボード照明用のLEDが内蔵されているのもThinkPadユーザーにとっては当たり前の仕様だ(写真=右)

 本体の重さは約1.8キロと従来のThinkPad T410sとほぼ同じだ。しかし、本体サイズは343.0(幅)×230.1(奥行き)×21.2〜26.0(厚さ)ミリと、ThinkPad T410sの337.0(幅)×241.5(奥行き)×21.1〜25.9(厚さ)ミリと比べて、明らかに横長になった。これは、搭載する液晶ディスプレイは、14型ワイドで解像度が1600×900ドットとこれまでの1440×900ドットから横縦比が16:9と横長に変更されたのが影響している。横方向の解像度が拡張されたことで、表示できる情報量も多くなったが、縦方向は変わらないのと、画面サイズは同じ、むしろ縦方向には狭くなっているので、目に見えて使いやすくなったという感じはない。

 レノボがThinkPad T400のときから「使いやすくなった」と訴求するキーボードレイアウトは、縦長のEscキーとDeleteキーをはじめとしてThinkPad T420sでも継承している。キーピッチも従来のままで、キーピッチはほぼ全体で均等で、実測で約19(横)×19(縦)ミリ。長くなった本体の幅はスピーカーなどを収める“余白”に割り当てている。個人的にはESCキーはよく使うものの、DeleteキーよりBackSpaceキーを多用するので、そちらを大きくしてもらいたいが、これは少数派なのだろうか。キーボード上端に用意されたLED内蔵の電源ボタンとマイクミュート、スピーカーミュートもThinkPad T410sと同じデザインだ。

14型ワイドとサイズはThinkPad T410sと同様ながら、横縦比は16:9に、解像度は1600×900ドットに向上した(写真=左)。縦に長いEscキーとDeleteキー、トラックポイントとタッチパッドを組み合わせたウルトラナビと、こちらはThinkPad T410sと変わらない(写真=右)

USB 3.0を追加した本体搭載インタフェース

 本体に用意されたインタフェースのレイアウトも従来と共通する。左側面にはUSB 2.0とExpressCardスロット(/34対応)、ヘッドセット端子を備え、右側面は無線LANのオン/オフスイッチとウルトラベイ・スリムに対応する光学ドライブを搭載と、ここまではThinkPad T410sと変わらないが、背面には、ギガビット対応有線LANとPowerd USB対応のUSB 2.0、アナログRGB出力、DisplayPortのほかに、USB 3.0を搭載した(その代わりにeSATAが廃止された)。

 このほか、本体に内蔵された無線接続インタフェースとして、IEEE 802.11 a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 3.0、モバイルWiMAXが利用できる。この構成はオーダー時のカスタマイズで選択可能だが、3Gを利用するワイヤレスWANに対応する構成は2011年4月の段階でまだ提供されていない。

 液晶ディスプレイの横縦比の変更とそれに伴なう本体サイズの横長化と解像度の向上、そして、USB 3.0の追加など、外回りの変化はあれど、使っているとその変化はそれほど感じない(もちろん、USB 3.0対応周辺機器が使えるというのは大きな変化だが)。

正面は従来のまま(写真=左)。背面はUSB 3.0を追加して、その代わりにeSATAを廃止した(写真=右)

左側面にはUSB 2.0とExpressCardスロット(もしくはメディアカードリーダ)を備え(写真=左)、右側面では、無線LANのオン/オフスイッチとウルトラスリムベイ対応のドライブベイを用意する(写真=右)

ACアダプタのサイズは102(幅)×40(奥行き)×27(高さ)ミリ、重さはコード込みで実測約298グラムとなる。標準搭載のバッテリー容量は44ワットアワー(写真=左)。メモリスロットは2基用意する。標準構成では2〜4Gバイト搭載が多いが、カスタマイズで最大8Gバイト構成まで用意する(写真=右)

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月10日 更新
  1. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  2. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  3. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  4. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  5. Apple Siliconはなぜ「オンデバイスAI」に強いのか? NVIDIA「RTX Spark」との比較で読み解くシリコン設計の哲学 (2026年06月08日)
  6. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  7. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  8. 新GPU「RX 9070 GRE」搭載カード発売! 既存上位モデル「RX 9070 XT」との価格差に悩む声も (2026年06月08日)
  9. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  10. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー