軽量薄型パワフルノート「ThinkPad T420s」でワクワクする?:その変化は“Sandy Bridge”にとどまらない(3/3 ページ)

» 2011年05月06日 11時30分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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細かい制御が可能な「省電力マネージャー」

 日本の厳しい電力事情を意識して、PCメーカー各社は省電力性能と“ピークシフト機能”を“にわかに”訴求するようになった。ThinkPadシリーズでも、ThinkVantageに用意された省電力マネージャーでピークシフト機能をはじめとする、こまかい電源管理課可能になっている。

 省電力マネージャーは、ベーシック画面とアドバンス画面があり、ベーシック画面では、タブに「電源使用」と「バッテリー」が、アドバンス画面では、「電源プラン」「共通省電力設定」「電源スケジュール」「バッテリー」「オプション」のタグをそれぞれ用意する。ここでは、より細かい制御ができるアドバンス画面を紹介しよう。

 「電源プラン」では、Windows 7でも用意している電源管理と同じように、利用場面に合わせた省電力設定が行える。省電力マネージャーの電源プランではより細かい設定が可能だ。ユーザーが新たにプランを加えるときは、「システム設定」「アイドル時タイマー」「イベント」「アラーム」「詳細設定」のそれぞれで用意された項目をバッテリー駆動時とAC駆動時で設定する。

 なお、電源スケジュールでは、「同じ時間に“マックス・バッテリーライフ”と“マックス・パフォーマンス”」という矛盾するモードを新規で登録した場合、適用段階で指摘される。

電源プラン画面。左フォームに利用場面ごとの設定モードが用意され、それを選択する(写真=左)。新規でユーザーが電源プランを用意できる。システム設定では、パフォーマンス、CPUディーパースリープモード、ファン制御モード、ディスプレイ輝度、光学ドライブ電源オンオフを設定可能(写真=中央)。アイドル時タイマーでは、省電力モードに移行する時間を各部ごとに設定する(写真=右)

イベントでは、復帰時のパスワード、各種ボタンを押したときの挙動を設定(写真=左)。アラームでは、バッテリー残量が少なくなったときの挙動を設定する(写真=中央)。詳細設定では、各バスやネットワークモジュールの省電力設定、ハイブリッドスリープ、起動タイマーの許可から、スライドショーやCPUの冷却ポリシーといった“細かい”部分の省電力が可能になる(写真=右)

 「共通省電力設定」では、電源プランすべてで共通する設定項目が用意される。そして、「電源スケジュール」では、」いま、多くのPCメーカーが訴求する「ピークシフト機能」に関する挙動を設定できる。

 ピークシフト機能は、時間によってバッテリー駆動とAC駆動を切り替えるが、その設定では、実行間隔や有効期間、バッテリー駆動への切り替え開始時間と終了時間だけでなく、充電停止終了時間や、ピークシフト機能を実施する条件も指定できる。バッテリーの残量が足りないのに供給電源がACからバッテリーに切り替わらないように事前に残量を指定できるほか、システム側で利用状況を監視して自動的に判断するモードも用意している。

共通省電力設定画面(写真=左)。電源スケジュールの新規作成で設定できる動作のリストボックス(写真=中央)。ピークシフト機能設定画面では、実行間隔、バッテリー駆動への切り替え開始時間と終了時間、充電停止終了時間や、ピークシフト機能を実施する条件を指定できる

総合力の強みで選びたい軽量薄型ノートPCだ

 “Sandy Bridge”世代のCPUを搭載したことで、従来モデルから性能を向上させただけでなく、解像度の向上とUSB 3.0の搭載など、機能を充実させたThinkPad T420sの登場を待っていたユーザーが多い。いまでは、「ビジネスに耐えられる頑丈で高い性能を発揮する軽量な2スピンドルノートPC」という条件を満たすノートPCは、ThinkPadシリーズ以外でも登場しつつあるが、キーボードをはじめとする、細かい使い勝手ではThinkPad T420sに“1日の長”があるといえる。メインマシンとして思う存分使いたいユーザーには、まず検討してもらいたい1台となるだろう。

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