「ラインアップ強化はシェア獲得に有効」――エプソン、オフィス向けプリンタ製品発表会:一気投入はまだまだ続く!

» 2011年08月25日 02時32分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

ターゲットはかぶらない。ただ、すみ分けは重視する

 エプソンは8月24日、オフィス向けのプリンタ/複合機のラインアップに11機種を投入した。製品の主な仕様と価格は下記の通りだ。

エプソンプリンタ新機種
型番 印刷方式 サイズ 色 直販価格(税込み) 発売日
PX-B700 インクジェット A4 カラー 3万9980円 9月15日
PX-1004 A3ノビ 2万9980円 9月15日
PX-1200 A3ノビ 3万4980円 10月13日
LP-S3200 レーザー A3 モノクロ 6万9980円 10月20日
LP-S2200 A3 4万9980円 10月20日
エプソン複合機新機種
型番 印刷方式 サイズ 色 直販価格 発売日
PX-B750F インクジェット A4 カラー 5万9980円 9月15日
PX-1600F A3ノビ 4万9980円 9月15日
PX-1700F A3ノビ 5万9980円 10月13日
LP-M620F レーザー A4 6万9980円 10月13日
LP-M120F A4 モノクロ 2万9980円 10月13日
LP-M120 A4 1万9980円 10月13日

 製品発表会で、セイコーエプソン 情報画像事業本部長の奥村資紀氏は、ビジネスプリンタの市場は好調だとした上で、「ページプリンタとインクジェットプリンタを両方を出したが、市場が拡大しているのでターゲットはかぶらないと考えている。ユーザーのニーズに合わせてラインアップを細かく分けることが大事」とラインアップ拡大戦略について説明した。

photophotophoto セイコーエプソン 情報画像事業本部長 奥村資紀氏(写真=左)。オフィス向けプリンタ市場は拡大しているという(写真=中央)。ビジネスプリンタにおけるターゲット戦略、市場が拡大しているのでターゲットはかぶらないとしている(写真=右)

 エプソン販売 取締役 販売推進本部長の中野修義氏は、「ページプリンタとインクジェットプリンタの使い分けを提案していく」と語った。ページプリンタは、高速で大量の印刷物が必要なユーザーに、インクジェットプリンタは、1回当たりの印刷枚数が少なく特殊用紙の印刷や写真印刷を行うユーザーに購入してもらいたいという。2011年度の製品発表会では、2種類のプリンタの使い分けについて繰り返し述べているが、ラインアップを大幅に拡大したこともあり、ターゲットのすみ分けを重視する姿勢が感じられた。

photophotophoto エプソン販売 取締役 販売推進本部長 中野修義氏(写真=左)、ページプリンタとインクジェットプリンタの使い分けの例(写真=中央)インクジェットの複合機は印刷枚数が少ないユーザーをターゲットにし、低価格なモデルを提供するという戦略だ(写真=右)

ラインアップの拡大はシェア獲得に効果あり

 今回11機種を投入したことで、オフィス用プリンタのラインアップはインクジェットプリンタが15機種、ページプリンタが24機種の合計39機種となったが「ラインアップ強化の効果は出てきている」と中野氏は話す。2011年7月にA4ページプリンタのラインアップに3機種を投入したが、「2011年6月時点では13%だったシェアが、2011年8月現在20%を超えるまでに成長した」とし、ラインアップの強化がシェアの増加に結びついていることを強調した。

photophoto 13%だったシェアが、20%を超えるまでに成長(写真=左)。ユーザーの幅広いニーズに対し、ラインアップの強化でカバーするのだという(写真=右)

 また、中野氏は、2011年度に重点的に行う取り組みとして「A4ラインアップの拡大」「A3インクジェット複合機の投入」「A3節電モデルラインアップの強化」の3つを挙げた。「A3インクジェット複合機の投入」は、ブラザーの独占状態にある市場に新規参入することを意味するが、2011年度のシェアの目標を51%とし「2社しかないので、弊社がトップを取ることが目標」とアピールした。

photophoto A3インクジェット複合機の国内販売状況。エプソンはブラザーのシェアを上回ることを目標とした(写真=左)。製品発表会で中野氏は、エプソンのサポートが充実していることもアピール(写真=右)

 最後に「本年度中に、あと4回ほど製品発表会を行う予定だ」と中野氏は述べ、製品発表会は幕を閉じた。シェアアップを狙ったラインアップ強化は今後も続くと考えられる。

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