睡魔と戦う武器をください――「居眠り防止アラーム」を装備してみた:なんだか“うるさい”ヤツを試してみよう(1/2 ページ)

» 2011年08月26日 17時30分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]
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昼下がりの睡魔は強敵だ

 なぜだろう、仕事中に眠くなる。特に昼飯を食べた後は必ず睡魔に襲われる。緊張感がなくなったからなのか、ネットサーフィンで夜更かししたからなのか……。しかし、僕は「たまねぎIT戦士」として修行中の身、この程度のモンスターに屈するわけにはいかない。睡魔に対抗するべく、武器となるアイテムを探しに街に出た。

photo 居眠り防止アラーム。カラーバリエーションとしてブラックとブルーの2色を用意する

 その武器は上海問屋に売っていた。それが「居眠り防止アラーム」だ。この商品は、首が前に傾くと音が鳴るアラームで、耳たぶに装着する対睡魔専用の武器なのだという。早速、周りのオジサンたちに内緒で購入した。価格は299円(税込み、送料別)と駆け出し戦士の財布にもやさしい。

 武器は買っただけでは意味がない。さっそく装備しよう。本体サイズは、15(幅)×60(奥行き)×55(高さ)ミリと小さく、重量は13グラムと非常に軽い。耳たぶに装着してみたが、重さはほぼ感じない。メガネをかけたままだと装備しにくいので、一度外し、製品を装備してからかけるとよい。

photo 武器屋の看板娘に装備の方法を教えてもらった

 こんなに小さいのに、モンスターを倒せるほどの威力があるのかと疑問に思い、電源を入れ、首を前に傾けたらとても大きな音が鳴った。あまりのうるささに5秒も耐えられず、すぐに電源を切ったほどだ。製品から3センチの距離(装備時に耳たぶがある位置)で騒音レベルを測ると93デシベル(暗騒音時30デシベル)もあった。耳もとで目覚まし時計が鳴ったような感覚で、この攻撃力なら睡魔など一撃で倒せそうだ。

“約20度”の謎に迫る

photo このくらい首を前に傾けると音が鳴る

 製品説明を見ると、音が鳴る条件は「首が約20度前に傾いたとき」としている。この“約20度”とはどういうことか、音が鳴る角度を調べてみた。徐々に首を傾け、音が鳴った部分で首を止めて角度を計測したが、計測のたびに鳴る角度が変わり、明確な数値を出すことはできなかった。

 なぜ、音が鳴る角度がまちまちなのか。いやそもそも、なぜ角度を傾けると音が鳴るのか。その答えはこの武器の“内部”にあるに違いない。ネジを1つ外すと製品が2つに分かれ、分解できた。

 バッテリー、スイッチ、スピーカーと内部はいたってシンプルな構造だ。さらに、小さな金属の玉が入ったプラスチックの筒がある。この小さな金属の玉があいまいな角度を生み出していたようだ。本体がある程度傾くと、金属の玉が転がり(写真では手前側に)、筒の先の銅線に触れてバッテリーからスピーカーへの回路がつながる。このアナログな仕組みが“約20度”の原因だったのだ。

photophoto 分解してみた。内部は至ってシンプルな構造だ(写真=左)。赤い矢印で示す部分がこの“約20度”の犯人だ(写真=右)
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