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» 2011年09月01日 10時00分 公開

S1は「S」シリーズ、S2は「P」シリーズに:ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売 (2/3)

[前橋豪,ITmedia]

直感的な操作を演出する「サクサク・エクスペリエンス」

 Sony Tabletは直感的なユーザー体感を追求した「サクサク・エクスペリエンス」と名付けられた技術を搭載。軽快にタッチ操作が行えるようタッチパネルを最適化したほか、独自の「クイックビュー」技術を搭載したWebブラウザ、独自開発のソフトキーボード、クイックスクロールといった機能を用意した。

 クイックビュー技術はJavaScript処理の先送りで、最初に画面にWebページが表示されるまでの時間を短縮するもの。特に低速なネットワーク環境で効果的という。Webサイト自体のロード時間が短縮されるわけではないが、JavaScriptの広告などより、Webページのテキスト情報などが先に表示されるため、ロードが完了する前から閲覧しやすくなる効果が期待できる。JavaScriptを多く使っているサイトほど効果が大きく、JavaScriptを使っていなければ効果がない。

 独自開発のソフトキーボードはキートップが大きめにデザインされたQWERTY配列のキーボードで、予測変換、オートコンプリート、学習辞書といった機能を持つ。日本語入力はローマ字入力で行う。タブレット端末のソフトキーボードは通常、キーから指を離したときに入力されるが、Sony Tabletではキーに触れた時点で即座に入力される。そのため、指をタッチしたままスライドさせるフリック入力は考慮されていない。

Sシリーズのソフトキーボード(写真=左)、Pシリーズのソフトキーボード(写真=右)

 ホーム画面はAndroid 3.x標準の5つのワークスペースを横に並べた構成だが、ワークスペース間を移動する際に、少し指をずらすだけで済み、スライドさせる指を長押しすることで、通常の5倍の速さで画面をスクロール(画面上部に現在位置を確認できるガイドも表示)できるクイックスクロール機能も搭載した。

ソニー独自のアプリや各種ネットワークサービスの対応も

 ソニー独自のアプリはアイコンのデザインを統一。画面右上の「Apps」ボタンを押すと、独自のアプリランチャーが起動し、アイコンの並びを新規順、アルファベット順、任意に整理でき、グループ化やデスクトップ配置といった操作も行える。

 画面右上には「Favorites」ボタンもあり、これを押すと、あらかじめ指定したお気に入りコンテンツ(動画、写真、音楽、ゲーム、電子書籍、Web)がタイル状に配置される独自のメニューが起動する。アプリからではなく、好みのコンテンツから直接利用するためのメニューだ。

ホーム画面上の「Favorites」アイコンをタップすると、お気に入りのコンテンツを一覧表示する

 ソニー独自のネットワークサービスと連携できるのも特徴だ。対応するネットワークサービスは、PSP向けと同等の動画配信サービス「Video Unlimited」(旧称:Video On Demand powered by Qriocity)、電子ブックリーダー「Sony Reader」向けに加えてカラーコンテンツも配信する「Reader Store」(Select Appでダウンロード提供、2011年10月以降サービス開始予定)、初代プレイステーションのゲームタイトルなどを楽しめる「PlayStation Store」(2011年内サービス開始予定)、AndroidマーケットのアプリをセレクトしてSony Tablet向けにリコメンドする「Select App」、写真や動画向けのオンラインストレージ「Personal Space」など。

 Video UnlimitedではSD映像の映画やテレビ番組を配信。ダウンロードしたコンテンツはオフラインでも視聴でき、Media Go機能でPSPやXperia、PCとの共有も行える。製品発売時は限定コンテンツでプレオープンキャンペーンを実施、その後にSony Tablet用のコンテンツを増やしていく予定だ。

「Sony Entertainment Network」の映像配信サービス「Video Unlimited」から、映画やテレビ番組をダウンロードできる

 PlayStation Storeとの連携については、Sony Tabletはタブレット端末として初めてPlayStation Certifiedプログラムに対応し、Sony Tablet上で初代プレイステーションのタイトルなどを利用可能。ゲームタイトルは「みんなのGOLF2」と「Pinball Heroes」がプリインストールされている。

Sシリーズでのゲーム表示。左が「みんなのGOLF2」、右が「Pinball Heroes」

Pシリーズでのゲーム表示。左の「みんなのGOLF2」では、ゲーム映像が上画面、コントローラが下画面に分割表示される

 また、TwitterとFacebookのマッシュアップ、マルチポストに対応した「ソーシャルフィードリーダー」、ソニー独自の12音解析技術による楽曲の自動分類や高音質技術「xLOUD & Clear Phase」に対応した「ミュージックプレーヤー」、Video UnlimitedやxLOUD & Clear Phaseをサポートしてテレビなどの機器に映像配信も行える「ビデオプレーヤー」、マルチアカウントが利用できる「メール」、GoogleやMicrosoft Exchangeとのクラウド連携が行える「カレンダー」といったアプリを搭載する。

 そのほか、Sシリーズをオプションのクレードルに装着したときに起動し、指定時間ごとにさまざまなウィジェットを切り替えて表示するアプリ「Chumby」、Sシリーズ用のデジタルフォトフレームアプリ「ネットフォトフレーム by Life-X」(Select Appでダウンロード提供)、Pシリーズの2画面に最適化したUstream、Evernote(Sシリーズにも最適化)、Gameloft、Foursquare、Skype(発売後配信)、PataMap(Select Appでダウンロード提供)なども提供される。

 なお、海外で展開中の音楽配信サービス「Music Unlimited」(旧称:Music Unlimited powered by Qriocity)の国内導入は検討中という。

AV機器との連携、リモコン機能も用意

Sシリーズはリモコン機能も搭載

 AV機器との連携にも対応し、動画、写真、音楽といったコンテンツを家庭内ネットワークのDLNA対応プレーヤー/テレビなどに配信できる「Throw」機能を持つ。DLNAサーバのコンテンツをタブレット側で検索、閲覧することも可能だ。

 赤外線ポートを備えたSシリーズには、ソニー以外のメーカーも含む主要なAV機器のリモコンコードがプリセットされており、リモコンとしても利用できるほか、学習リモコン機能も搭載する。Sシリーズは、最新のソニー製AV機器を無線LAN経由で操作できる「Media Remote」機能も搭載する。

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