大きな画面を(比較的)小さなボディに──「XPS 14z」を試す(1/2 ページ)

» 2011年10月25日 14時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

Inspiron 13z級のボディに14型ワイドディスプレイを

 デルが、10月25日に発表した(日本市場における出荷は11月15日以降を予定)「XPS 14z」は、従来のXPSブランドノートPCシリーズとは少し異なるコンセプトを与えられている。そのコンセプトは「大きな画面サイズのディスプレイを一回り小さなサイズのノートPCに搭載する」というものだ。

 XPS 14zは、製品名にあるように14型ワイドの液晶ディスプレイを搭載しつつ、本体のサイズは335(幅)×234(奥行き)×23(厚さ)ミリと、従来の同サイズディスプレイ搭載ノートPC、例えば、同社のInspiron 14zの本体サイズである346・0(幅)×245.5(奥行き)×23.87〜25.35(厚さ)ミリより小ぶりで、Inspiron 13zの本体サイズである332.0(幅)×241.3(奥行き)×22.2〜22.7(厚さ)ミリに近い。デルのラインアップでいうと、確かに「13.3型ワイドディスプレイを搭載するノートPCのサイズに14型ワイドのディスプレイを搭載した」といえる。

 ただし、XPS 14zの重さは、HDDと標準付属の8セルバッテリーを搭載した最小構成で約1.92キロと、こちらは、Inspiron 14zと同等になる。フットプリントがコンパクトでボディサイズも薄いので、見た目から受ける第一印象で本体を持ち上げると、その重さに“うおぅ”とたじろぐ。この重さは、液晶ディスプレイもさることながら、本体のパネルにアルミ合金を採用しているのが影響している。

“13型”級ノートPCに14型ワイドディスプレイを搭載した「XPS 14z」(写真=左)は、アルミ合金のボディを取り入れるなど、そのデザインはXPS 15zと共通する(写真=右)

 デザイン重視でメタルパネルを採用したXPS 14zは、搭載する液晶ディスプレイに比してコンパクトなサイズでありながら重い。デルは「XPS 14zはコンパクトなサイズだが、屋外に持ち出して使うことは想定していない。せいぜい屋内の部屋間移動」と、割り切った考えを示している。デザインを重視してメタルパネルを採用し、屋外携帯は重視しないという、ある意味、大変分かりやすいコンセプトでこのノートPCを企画している。

 その主な購買層として、デルは“ファッショナブルな製品を好む”“かわいいよりかっこいい”“女性だけでない”“若年層”を想定してる。具体的には、大学生や新卒社会人といったところだ。彼らが自宅、もしくは、自室でノートPCを使う場合、大画面を望むもののフットプリントはコンパクトであればあるほど使いやすい。ベテランの社会人でも書類とノートPCが共存するオフィスのデスクでノートPCを使うなら事情は同じだろう。そういう、実際の利用において、XPS 14zに導入されたコンセプトは、ユーザーのメリットにつながるはずだ。

 キーボードは、アイソレーションタイプを採用する。キーピッチは横方向縦方向ともに実測で約19ミリ、キートップサイズは実測で約15×15ミリ。ポインティングデバイスはタッチパッドを採用し、そのサイズは100×58ミリになる。

 キートップ面とパームレストは左右で表面温度が異なる。実測するとパームレスト左で33.8度、パームレスト右で28.6度。“F”キートップで34.2度、“J”キートップで32.6度だった。温度そのものは人肌より低いが、左右で5度以上異なるため、左側が熱く感じる。なお、キーボードの下にはLEDが組み込まれていて、Fnキーとの組み合わせによるスイッチで点灯し、2段階の輝度でキーボード全体を照らす。

XPS 14zの最大の特徴といえる“ボディに比して大きなディスプレイ”を搭載するため、ベゼルをぎりぎりまで詰めている(写真=左)。キーボードはアイソレーションタイプを採用する。キーボード両脇に搭載したスピーカー部分のスリット、バックライト内蔵など、導入したデザインやギミックもXPS 15zと共通する(写真=右)

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