ASUSは、日本の関係者に向けてIntel X79 Expess搭載マザーボードとこれらの製品で導入した独自技術の解説を行っている。このなかで、New DIGI + Power Controlの説明において、TDP 130ワットのCPUを4チャネルメモリ構成を利用する新しいプラットフォームでは強力な電源制御機能が必要で、そのために、CPU用とメモリ用のそれぞれでIntelligent Digital Power Controllerを組み込んだNew DIGI + Power Controlを採用したという。
また、SSD Cacheの説明では、その目的はSSDとHDDの組み合わせによって、SSDに相当する起動の速さと大容量ストレージをHDD相当のコストで実現することの両立を目指したものとした上で、同様の技術としてインテルが投入したIntel SRTが導入に面倒なセットアップ作業が必要であるのに対して、ASUSのSSD Cacheでは、ワンクリックで構築ができる簡便性が優位点として紹介された。
今回、ASUSは3モデルのIntel X79 Expressチップセット搭載マザーボードを発表したが、それに加えて、「RAMPAGE IV EXTREME」の情報を公開した。ゲームユーザーとオーバークロッカーを対象としたROGシリーズの最上位となるモデルで、LGA 1366用のクーラーユニットや液体窒素を注げる冷却筒も実装できる「X-Socket」や、オーバークロックやPCゲーム実行時に有効な機能を影響する「OC KEY」を用意する。
OC KEYでは、ベンチマークテストやゲームなどを全画面で表示している状態でも、オーバークロックなどの設定画面がOn Screen Displayとして表示でき、オーバークロック設定チップの「iROG」が取得したハードウェア情報を参照しながらゲームプレイやベンチマークテストを実行中に設定作業が行える。
また、マイナス200度から1350度まで測定できるハイエンド温度計(K-type 温度計)の接続端子や、グラフィックスカードの駆動電圧を変更できる「VGA Hotwire」をオンボードで用意する。
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