“Ultrabook”注目モデルの思わぬ実力とは?――「ZENBOOK」徹底検証(後編)性能、発熱、騒音、駆動時間を比較(3/5 ページ)

» 2011年11月16日 00時00分 公開
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Instant On機能でスリープから高速に復帰

 搭載するSSDの違いから、予想外にベンチマークテストのスコア差が生まれてしまったUX21E-KX128とUX31E-RY256だが、Windows 7の標準的な利用において体感速度の違いが気になるほどではなかった。どちらもサクサクとWindows 7が動き、Instant On機能によりレスポンスも良好だ。

 以下は、電源オフからの起動、スリープからの復帰、そしてシャットダウンの様子を2機種並べて撮影した動画だが、どちらも非常に速いことが分かる。ベンチマークテストでは苦戦したUX31E-RY256のほうが、Windows 7の起動が速かった点にも注目したい。

電源オフからの起動。15〜16秒程度と高速にWindows 7のデスクトップ画面が表示された。左がUX31E-RY256、右がUX21E-KX128
Instant On機能により、液晶ディスプレイを開くと、スリープから直ちに復帰する。公称値の約2秒に近い速度で復帰し、待たされる印象はない。スタンバイ状態でバッテリーは最長2週間もつという。左がUX31E-RY256、右がUX21E-KX128だ
シャットダウンも高速だ。アプリを何も起動していない状態からとはいえ、7〜9秒程度でシャットダウンが完了した。左がUX31E-RY256、右がUX21E-KX128

バッテリー駆動時間を2つの設定で測定

 バッテリー駆動時間の公称値(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver1.0による)は、UX21E-KX128が約5.5時間、UX31E-RY256が約8.1時間とされている。バッテリーを交換できないZENBOOKでは、実際にどれだけ長くバッテリー駆動できるかが、モバイルでの実用性を大きく左右するだろう。

 ここでは、バッテリー駆動時間計測ソフトのBBench 1.01(海人氏作)を用いてテストした。BBenchの設定は、10秒ごとにキーボード入力、60秒ごとに無線LANによるインターネット巡回(10サイト)を行うというものだ。

 ZENBOOKの電源プランは、Windows 7標準設定の「バランス」(液晶の輝度40%)と、ASUS独自の省電力設定である「Power4Gear Battery Saving」(輝度10%)の2パターンで計測した。満充電の状態からテストを開始し、バッテリー残量がなくなり、シャットダウンするまでの時間を計測している。

BBench 1.01を実行した場合のバッテリー駆動時間

 テスト結果は、バランス設定でUX21E-KX128が3時間55分、UX31E-RY256が5時間18分、Battery Savingの設定でUX21E-KX128が4時間56分、UX31E-RY256が7時間35分だった。

 薄型軽量モバイルノートPCとしてはなかなか健闘しており、特にUX31E-RY256はモバイル環境でも余裕をもって使える印象だ。Battery Savingの設定では、バッテリー駆動時間の公称値に近い結果が得られたが、最大パフォーマンスが50%程度に下がるため、利用シーンに応じた使い分けが必要になる。また、Battery Savingの設定では輝度を10%まで下げたが、一般家庭の照明下では表示内容が十分確認できる明るさだった。

 なお、ZENBOOKには独自の省電力機能「Power4Gear Hybrid」が搭載されており、前編で紹介したデスクトップのガジェットや、Fnキーとスペースバーの同時押しで、Power4Gear Hybridの設定を切り替えられる。あらかじめ、High Performance、Entertainment、Quiet Office、Battery Savingの4つの設定がプリセットされており、それぞれの内容をカスタマイズすることが可能だ。

独自の省電力機能「Power4Gear Hybrid」を搭載。それぞれの設定はWindows 7の電源プランにも組み込まれており、タスクトレイからも選択できる

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