製品発表会では、オンキヨーデジタルソリューションズ代表取締役社長の菅正雄氏が登壇。これまで同社が発売したタブレット端末の導入事例を紹介しながら、幅広い業種での導入が進んでいることをアピールした。
ユーザー層のすそ野が広がるとともに、企業によって求める性能や機能が異なることから、同社ではWindows搭載タブレットとAndroid搭載タブレットのラインアップを用意し、幅広いニーズに応えていくという。「既存のソフトウェアを使いたい場合はWindows搭載スレートPC、既存の専用端末を安価に入れ替えたい場合はAndroid搭載タブレット(同社は“スレートパッド”と呼ぶ)と、要望に合わせた選択肢を用意する」(菅氏)
今回、Windows 7搭載スレートPCのTWシリーズに電磁誘導式タッチパネルを搭載した背景には、顧客からタブレットで電子署名が行いたいという要望があったため、としている。また、Android端末でも手書き入力を含めて使いやすい日本語入力システムが欲しいとの声を受けて、Android 3.2タブレットには7notes with mazec for ONKYOをプリインストールするなど、独自の工夫が見られる。
「さまざまな事例を見ると、スレートにはまったく新しい市場があり、2011年にスレートPCで200万台規模を見込んでいる。スレートPCはノートPCとオーバーラップしている部分もあるが、それを差し引いても需要は大きい。オンキヨーのPC事業は、ビジネスの重点をスレートに置いていく」(菅氏)


同じタブレットでも搭載OSによって市場が変わってくる(写真=左)。同社のスレートPC/タブレット端末の歩み(写真=中央)。タブレットに対するさまざまな要望に幅広いラインアップで対応していくという(写真=右)

通信(光ファイバー接続点検)、メーカー(プレゼンや説明ツール)、流通(POS端末)、食品(飲食店のセルフオーダー端末)といった業界での導入事例(写真=左/中央)。同社はPC事業の中心にスレートを据える(写真=右)。今回発表された新製品以外では、シンクライアント、セットトップボックス、車載タブレット、デジタルフォトフレームといった製品も見られる
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