実売価格は、下位モデルの「S3-951-F34C」が7万円台で、上位モデルの「S3-951-F74U」は14万円前後という状況だ。価格と性能かというお約束の選択になってしまうが、上位モデルの「S3-951-F34C」を選ぶなら、Netbookのような“ちょっと使うからこの程度”ではなく、主力モバイルノートPCとして酷使したい。また、SSD搭載モデルであるため、バッテリー駆動時間を重視する場合もこちらが有利だろう。一方、下位モデルの「S3-951-F34C」でも、セカンドPCというのであれば処理能力的に十分であるし、HDD搭載ということで容量的にも安心感がある。
そして、独自機能として用意した「Acer Instant On」と「Acer Instant Connect」は、外に出て、喫茶店や電車などでノートPCを取り出し、移動時にまたしまうことを繰り返す“ホッピングモバイラー”の使い勝手を改善してくれる。
カテゴリーが確立したばかりのUltrabookだが、すでにTimelineという薄型軽量でモバイル利用を重視したノートPCを投入している日本エイサーだけあって、薄型ボディや携帯利用で役に立つ独自機能の導入など完成度は高い。持ち歩くノートPCだけに、デザインをなにより重視したいならば、Aspire S3は必ず候補に入れておきたいUltrabookといえるだろう。
エイサー、Core i3/i7搭載Ultrabook「Aspire S3」を正式発表
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エイサー、モバイルノート「Aspire Timeline X」新モデルなど計4製品を発表
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