iPad 2用の変形合体フルサイズキーボード「Logicool Fold-Up Keyboard」を試すちょっと気になる入力デバイス(2/3 ページ)

» 2011年11月29日 11時30分 公開
[PC USER編集部 入力デバイス取材班,ITmedia]
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背面を保護するケース、横置き時のスタンドとしても利用可能

キーボード利用時の背面。iPad 2が斜めに固定される

 TK900はiPad 2と一体化する構造なので、背面を保護するケースおよび横置き時のスタンドとしても利用可能だ。キーボード利用時はiPad 2のチルト角度が120度程度に固定され、角度調整は行えない。

 iPad 2の正面はカバーされず、むき出しの状態になるが、TK900はアップル純正の保護カバー「Smart Cover」を付けた状態で装着でき、キーボードを収納した状態でタッチパネルの操作も無理なく行える。ただし、iPad 2専用の製品なので、初代iPadやほかのタブレットを装着することはできない。

 キーボード収納時の本体サイズは250(幅)196.5(奥行き)×20(高さ)ミリ、重量は約480グラムだ。収納時はキーボードがしっかり固定され、背面のボタンが誤って押されない限り、移動中にキーボードが開いたり、本体が脱落するようなことはないだろう。ちなみに、キーボードを展開すると、横幅は約300ミリまで広がる。

 実際にiPad 2(32Gバイト/3G+Wi-Fiモデル)を装着したところ、重量は約1154グラムだった。また、iPad 2にレザー製のSmart Coverを付けてTK900に装着した場合、重量は約1292グラムまで増えた。この状態では厚さが23ミリ程度となる(底面のゴム足まで含めると、25ミリ程度)。フットプリントはiPad 2本体とほとんど変わらないが、厚さと重量が増す点は覚えておきたい。


iPad 2とSmart Cover装着時の側面。この状態で厚さは23ミリ程度(突起部除く)となる。iPad 2のボタンやコネクタをふさがないようにデザインされており、通常のタッチパネル操作やボタン操作、コネクタの利用はTK900を装着したまま行える

分離型ながら使いやすいキーボード

 2つに分離したキーボードをスライドさせて合体させると、5段配列/65キーの英語キーボードになる。正方でフラットなキートップが並ぶアイソレーションデザインを採用しており、主要キーのキーピッチは約19ミリと広い。キーレイアウトに無理はなく、主要キーのキートップは約15(横)×15(縦)ミリと十分な大きさだ。

5段配列/65キーの英語キーボードを採用。主要キーのキーピッチは約19ミリを確保し、小型ながらフルサイズキーボードとなっている。キートップはマットな質感、ベース部分は光沢仕上げだ

 キーストロークは約1.5ミリ、押下圧は60グラムとされている。アイソレーションキーボードにありがちな浅いキーストロークだが、パンタグラフ構造のキーはしっかり作られており、キーを安定して押すことができ、適度な反発もあって、キータッチは良好といえる。こうした折りたたみ式キーボードは、入力時に全体ががたつく製品も少なくないが、TK900はケース底部がキーボードをしっかり固定するため、横にはみだした端のほうのキーを押してもがたつきは気にならない程度だ。

TK900のキーボード入力
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 最上段にはFnキーとの組み合わせによるショートカットキーも用意されている。ホーム、検索、スライドショー、ソフトウェアキーボードの表示/非表示、前のトラック、再生/一時停止、次のトラック、消音、音量ダウン、音量アップ、iPadのロック/解除といった操作が可能だ。頻繁に使うホームボタンは押しやすい左上に配置されている。

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